
「働き方改革」が提唱されている昨今ですが、看護師の職場はその仕事内容ゆえに残業が多くなりがちです。
しかも、先輩ナースの中には残念ながら「新人だから」という理由で、“新人が残業しない”ことについて快く思っていない人が一定数います。そこで今回は、早く帰りたいのに先輩から残業を言い渡されたときの対処方法について、ご紹介していきます。

実録!「残業」を言い渡す先輩はこういう人
先輩の中でも、「ほとんど残業を言い渡さない人」と「何かと残業を言い渡す人」がいませんか?まずは、そんな「残業を言い渡す先輩の特徴」をご紹介しましょう。
ケース1 役職についていて、全体を指揮する立場の先輩
残業を言い渡す先輩としてまずあげられるのが、主任やリーダーなど、全体を指揮する立場にいる先輩です。「〇〇さんが緊急入院対応で大変だから、悪いんだけど××さんの△△を代わりにやっておいてもらえる?」といったように、「悪いんだけど」という言葉とともに「当然、やってくれるわよね?」という無言のプレッシャーで迫ってくるため、それを断るのはとても勇気がいります。
ケース2 仕事後に決まった用事を入れないようにしている先輩
先輩の中には、「仕事の日は決まった用事を入れないようにしている先輩」がいます。「看護師は定時に帰れることはまずない」という考えのもとに働いている先輩ナースは、その考えを新人ナースにも強いるのです。
このような先輩は、たとえ予定があると伝えても「仕事よりも大切なことがあるの?」「なぜそもそも、仕事の後に予定を入れているの?」と新人ナースに対してきつく当たる傾向があります。
ケース3 新人ナース=時間に余裕がある、と思い込んでいる先輩ナース
幼い子どもがいるママナースや、家族の介護や看病を行っているナースの中には「時間に制限がある私に比べ、新人ナースは特に時間の制限がないのだから、余裕があるはず」と思っている方々もいます。
そのため、「私はもうお迎えの時間だから帰らなくてはいけない。まだアレとコレが残っているので、よろしくお願いします」と言い残し、自分はさっさと帰ってしまう、というケースもあります。
残業を避けるためにできるサバイバル術
相手の都合を考えず、自分主体で残業を言い渡してくる先輩に対して、直接「残業はできません!」と伝えられれば良いですが、実際のところはとても難しいですよね。そこで、「新人ナースでも残業を回避するためのヒント」をご紹介しましょう。

早く帰りたい日は、朝一番にまず伝えておく
早く帰りたいと考えているのは、その職場で働いている方々みんなが共通して考えていることです。そのため、まずは「この日は予定が入っているから、早く帰りたい」という日は、朝一番にまず、全体を指揮する立場の人へ伝えておきましょう。
そうすることで、「あの人は、今日は早く帰らなくてはいけないといっていたから」と、指揮する立場の人が逆に自分の味方となって動いてくれるはずです。逆に終業時間ギリギリになって「今日は帰りたい」と伝えても「そんなこといっても、今さら無理」と思われてしまうことが確実なため、なるべく早く事前に伝えておく、ということが大切です。
自分の仕事に加え、全体の仕事も積極的に引き受ける
早く帰りたい日は、自分の仕事だけでなく、職場全体で行うことになっている仕事も積極的に引き受けるということも大切です。周囲が職場全体で行う仕事をしているのに、「早く帰らなくちゃ行けないから」と自分の仕事だけをしてしまうと、「私だって早く帰りたいのに」と先輩方から反感をかってしまいます。
早く帰りたいからこそ、まずは全体で行う仕事を行うことで、結果として「自分以外の職員も早く帰られる」ように心がけましょう。
「あの子はテキパキと自分の仕事を終えるタイプ」と周囲に知ってもらう
「早く帰りたい」と考えている新人ナースほど、ぜひ普段から行っておいていただきたいこと、それは「あの子はテキパキと自分の仕事を終えるタイプ」だと、普段から周囲の先輩ナースに思わせることです。
早く帰りたい日“だけ”仕事をテキパキとこなすと、周囲の先輩ナースは「普段もそうしてくれればいいのに」と良い印象をもってはくれません。しかし、普段からそうしていれば「あの子は普段頑張っているから、この日は早く帰してあげたい」と周囲も協力してくれます。それがこのサバイバルに勝ち抜く一番の方法といえるでしょう。
普段から時間内に終わらせる努力をしよう
実は筆者は、仕事の終わり頃になって「しまった、あれもこれもやっていない」と気がつき、気がつけば終業時間を大幅に超過している、ということがよくあります・・・
やはり普段からきちんと仕事を整理し、時間内に終わらせる努力をすること、それが結果として「残業を言い渡されない新人ナース」になれる一番の近道だと思います。
この記事を書いたのは
山村 真子
看護師として働きながら、ライターの仕事もしている、アラフォーママナース。看護系以外にも、育児や病気、介護など幅広い分野の執筆を行っています。時短勤務中だが、毎日定時に帰れるはずもなく、保育園の送迎はいつもギリギリなのが最近の悩み。
イラスト・Ayumi-chan
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