記事
記事
漫画
漫画
用語
用語
ナース専科国内最大級の看護師・看護学生コミュニティサイト

看護師・看護学生向けの総合Webメディア

  1. ナース専科
  2. >
  3. 看護の記事
  4. >
  5. スキンケア
  6. >
  7. 褥瘡にポケットがある患者さんへの在宅でできるケアの工夫とは?【PR】
スキンケア褥瘡・創傷管理#注目ピックアップ#訪問看護
【連載】訪問看護でのスキンケアQ&A

褥瘡にポケットがある患者さんへの在宅でできるケアの工夫とは?【PR】

2024.01.17
褥瘡にポケットがある患者さんへの在宅でできるケアの工夫とは?【PR】のサムネイル画像
解説
持田智江美のプロフィール画像

持田智江美

埼玉県看護協会立 鳩ヶ谷訪問看護ステーション 皮膚・排泄ケア特定 認定看護師

解説者の記事一覧
提供
第一三共ヘルスケア株式会社のプロフィール画像

第一三共ヘルスケア株式会社

提供者の記事一覧

A 寝たきりの患者さんで、仙骨に大きな褥瘡(ポケットあり)があり、毎日洗浄し軟膏を塗布しておむつで保護していました。一時はよくなっていましたが、少しの圧で容易に大きくなってしまうという状態でした。在宅で行えるスキンケアの方法や除圧の工夫などがあれば教えてください。

A 原因の除去、感染予防を多職種と連携して実施しましょう。

原因となるずれを取り除き、感染を予防するケアを行う

この患者さんの場合、寝たきりであることと、ポケットがある褥瘡という2点がポイントです。ポケットのある褥瘡は、治りにくい褥瘡の代表格で、皮下脂肪よりも深い組織が壊死してしまい、ポケット状の空洞ができたものです。空洞には滲出液が溜まり、腱や筋層の間の結合が弱い部分に入り込み、ポケットがどんどん広がってしまいます。

一番の原因となるのは「ずれ」です。寝たきりの患者さんは、自分でずれが生じるような動きをすることはほぼないのですが、介護者が身体を動かすときに引きずってしまっていないか、ベッドのヘッドアップ・ダウンのときにずれが生じていないか、ポジショニングに問題はないかなど、日々のケアをしっかり見直す必要があると思います。除圧のマットレスが適切かどうかも確認します。

褥瘡ケアの基本は洗浄です。ポケットが広がるほど滲出液が増え、そこに感染が加わると膿が生じます。表面だけでなく、ポケットの中までぬるま湯でよく洗います。洗浄後は汚れたお湯がポケットの中に残らないように注意し、感染を予防します。

ケアを統一するために多職種との連携をコーディネイトする

在宅の場合、多職種が訪問していますし、デイサービスなど通所のスタッフがかかわることもありますから、褥瘡のケアやポジショニングの方法を皆で共有することが難しい環境にあります。看護師が問題に気づき、提案したことを、直接介護者に「こうしてください」と伝えるよりも、ケアマネージャーに「今こういうケアが必要で統一していきたいので、これを皆さんで共有していけるような協力をお願いできませんか」と戻して、ケアマネージャーがプランを立て、スタッフに伝達していく方法がスムーズなこともあります。ご家族が第一介護者の場合は、訪問看護師が一緒にやってみて、ポイントを直接指導することもあります。理学療法士や作業療法士がいる事業所では、看護師の訪問に同行して、専門的な視点からポジショニングを一緒に考えてもらうのもよいでしょう。在宅患者さんの褥瘡などの問題に最初に気づくのは、看護師であることも多いと思います。訪問看護師の独り相撲にならないように、「もっとこうしたほうがよいんじゃないか」を共有する方法を、多職種で連携してコーディネイトしていけると、褥瘡ケアの近道になると思います。

Q おむつのギャザーに沿って鼠径部の皮膚が湿潤し、浸軟と発赤疹を繰り返しています。どうケアするとよいのでしょうか。

A 皮膚を保護しバリア機能を回復させます。おむつの選択・あて方が適切かの見直しも行いましょう。

皮膚の保護を優先する

おむつ内は高温多湿で、皮膚が浸軟しやすい環境です。この患者さんは鼠径部の皮膚に浸軟と発赤がありますので、IAD(失禁関連皮膚炎)の可能性があります。そのような状態の皮膚に対しては、保湿よりも、撥水性がある保護剤で被膜を作って保護し、皮膚バリア機能を回復させることを優先します。

皮膚を清潔にして保護剤を塗るのがケアの基本となりますが、塗る部位や塗り方に工夫が必要です。肛門周囲や仙骨部、殿部といった排泄物がつきやすい部分を積極的に保護する一方で、鼠径部や腸骨部への塗布は二の次になりがちです。これらおむつのギャザーが当たる部分にもしっかり塗布するようにします。保護剤を塗るときは、保護剤を指で患部に塗り広げるのではなく、いったん自分の手に取り、両手のひらに広げてから、その手を患者さんの皮膚にあて、押さえるように塗布するようにし、摩擦や刺激を加えないようにします。

おむつの選択・あて方を見直す

おむつのギャザーの部分にスキントラブルがある場合、おむつが患者さんに合っていない可能性もあります。患者さんの体型や身体の動き、ADL、尿量や便回数、交換回数などをしっかりアセスメントして、おむつを選ぶ必要があります。

おむつはギャザーを立たせ、テープを広げ、インナーパッドを使うときはギャザーの中にしっかり入れます。巻いたおむつをあてた後に、鼠径部の折り曲がりの部分と、ギャザーの部分にずれや圧迫がないか、無理なテンションがかかっているところはないか、大腿のあたりに手を添えて確認します。引っ張られている部分があっても、手を添えることでテンションを逃すことができます。浸軟などのスキントラブルに着眼しがちですが、まずはこういった細かい基本的なケアをしっかり行うことが大切だと思います。


敏感肌にも使えるミノンシリーズ

ミノン薬用保湿入浴剤

第一三共ヘルスケア_ミノン薬用保湿入浴剤

しっしん・肌あれ対策ができる入浴剤。お湯に溶けるクリームのようなうるおい。敏感肌・乾燥肌の方へお勧め。グリーンフローラルの香り(微香性)。

[医薬部外品]販売名:ミノン入浴剤
480mL、400mL(つめかえ用)

ミノン全身保湿ミルク
ミノン全身保湿クリーム

第一三共ヘルスケア_ミノン全身保湿ミルク

敏感肌、バリア機能が乱れやすい肌を支える全身に使える「塗るミノン」。広い範囲のケアにはべたつかないミルクタイプ、乾燥のつらい部位にぴたっと密着感のあるクリームタイプ。

[医薬部外品]販売名:DSミルクz
200mL、400mL、320mL(つめかえ用)
販売名:DSクリームz
90g

詳しい製品内容についてはこちら → https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_minon/

がん治療の皮膚ケア情報サイト はだカレッジ

はだカレッジ 第一三共ヘルスケア

薬物療法の皮膚障害の情報を提供するサイト。
患者・家族向けの情報と医療従事者向けの情報を掲載。
医療従事者向けでは、「皮膚に学ぶ・薬に学ぶ・症例から学ぶ」「外来で役立つ・病棟で役立つ・生活で役立つ」の6つテーマに分けた情報が得られます。

https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_hada-college/hcp/

編集ポリシーはこちら

\ この記事をシェアする /

  • ヘルプ編集ポリシー
  • 利用規約特定商取引法に基づく表示
  • 個人情報について広告掲載について
  • 運営会社お問い合わせ
  • ヘルプ
  • 編集ポリシー
  • 利用規約
  • 特定商取引法に基づく表示
  • 個人情報について
  • 広告掲載について
  • 運営会社
  • お問い合わせ

OFFICIAL SNS

  • X
  • Instagram
  • LINE
  • YouTube

株式会社エス・エム・エスの運営サイト

  • 放射線技師人材バンク検査技師人材バンク
  • 工学技師人材バンク国試黒本治療家エージェント
  • JOB NOTEPTOT人材バンク
  • エイチエ 転職ウェルミージョブ
  • カイゴジョブエージェントケア人材バンク
  • かべなし求人ナビ・就労支援ナビ保育士人材バンク
  • カイポケ訪問看護マガジンPTOT人材バンク
  • JOB NOTEカイポケM&A
  • 放射線技師人材バンク
  • 検査技師人材バンク
  • 工学技師人材バンク
  • 国試黒本治療家エージェント
  • JOB NOTE
  • PTOT人材バンク
  • エイチエ 転職
  • ウェルミージョブ
  • カイゴジョブエージェント
  • ケア人材バンク
  • かべなし求人ナビ・就労支援ナビ
  • 保育士人材バンク
  • カイポケ訪問看護マガジン
  • PTOT人材バンク
  • JOB NOTE
  • カイポケM&A
プライバシーマーク

安心してご利用いただくために

ナース専科を運営する(株)エス・エム・エスはプライバシーマークを取得しております。

Copyright © SMS Co., Ltd. All Rights Reserved.

ナース専科様 おすすめ記事

[医療改革] 自治体病院が危機的状況、国へ緊急要望 全自病開協・全自病協の詳細を見る
[医療改革] 自治体病院が危機的状況、国へ緊急要望 全自病開協・全自病協
医療知識・時事

[医療改革] 自治体病院が危機的状況、国へ緊急要望 全自病開協・全自病協

2026.10.07
[医療改革] 中医協がOTC類似薬の議論に着手、診療側は医師の負担増を懸念の詳細を見る
[医療改革] 中医協がOTC類似薬の議論に着手、診療側は医師の負担増を懸念
医療知識・時事

[医療改革] 中医協がOTC類似薬の議論に着手、診療側は医師の負担増を懸念

2026.10.07
[医療提供体制] アレルギー疾患対策推進、指針改正案を協議会が承認の詳細を見る
[医療提供体制] アレルギー疾患対策推進、指針改正案を協議会が承認
医療知識・時事

[医療提供体制] アレルギー疾患対策推進、指針改正案を協議会が承認

2026.10.07
[介護報酬] 介護人材確保に向け賃金水準の底上げは喫緊の課題 意見相次ぐの詳細を見る
[介護報酬] 介護人材確保に向け賃金水準の底上げは喫緊の課題 意見相次ぐ
医療知識・時事

[介護報酬] 介護人材確保に向け賃金水準の底上げは喫緊の課題 意見相次ぐ

2026.10.07
記事記事漫画漫画用語用語
ナース専科

ログインすると、あなたの興味や関心に合わせた「おすすめ記事」が表示されます

登録はこちらログインする

この記事に関連する記事

  • がんの化学療法で脱毛が起こった患者さに関する看護計画の詳細を見る
    がんの化学療法で脱毛が起こった患者さに関する看護計画
    がんスキンケア脱毛清潔

    がんの化学療法で脱毛が起こった患者さに関する看護計画

    2026.04.17
  • スキン-テアができてしまった患者さんに関する看護計画の詳細を見る
    スキン-テアができてしまった患者さんに関する看護計画
    スキンケア清潔環境整備浮腫

    スキン-テアができてしまった患者さんに関する看護計画

    2026.04.15
  • 【オンラインセミナー】無理に話さない! 聴くプロが教える医療の対話術の詳細を見る
    【オンラインセミナー】無理に話さない! 聴くプロが教える医療の対話術
    開催告知看護管理・教育在宅・地域

    【オンラインセミナー】無理に話さない! 聴くプロが教える医療の対話術

    2026.09.27
  • まんがでわかる緩和ケアSTORY― 第6話 未来、がん患者さんの退院後のサポートを学ぶ【PR】の詳細を見る
    まんがでわかる緩和ケアSTORY― 第6話 未来、がん患者さんの退院後のサポートを学ぶ【PR】
    がん

    まんがでわかる緩和ケアSTORY― 第6話 未来、がん患者さんの退院後のサポートを学ぶ【PR】

    2026.08.27

新着記事

新着一覧を見る

Pickup

  • 介護・医療・福祉・保育の求人・転職ならウェルミージョブ
  • 看護師賠償責任保険

for student

  • 合同就職説明会
就業体験、見学会・説明会、採用試験
患者さんと家族への生活支援・指導の方法【てんかん看護 Q&A】の詳細を見る
患者さんと家族への生活支援・指導の方法【てんかん看護 Q&A】
脳神経内科痙攣

患者さんと家族への生活支援・指導の方法【てんかん看護 Q&A】

2026.10.10
費用対効果評価制度見直し、2026年中に価格調整実施へ――費用対効果評価専門部会の詳細を見る
費用対効果評価制度見直し、2026年中に価格調整実施へ――費用対効果評価専門部会
医療知識・時事

費用対効果評価制度見直し、2026年中に価格調整実施へ――費用対効果評価専門部会

2026.10.09
アートメイクについてどう思いますか?の詳細を見る
アートメイクについてどう思いますか?
リサーチ企画

アートメイクについてどう思いますか?

2026.10.09
迷いやすい発作時の対応【てんかん看護 Q&A】の詳細を見る
迷いやすい発作時の対応【てんかん看護 Q&A】
脳神経内科痙攣

迷いやすい発作時の対応【てんかん看護 Q&A】

2026.10.08

カテゴリー

週間PV数ランキング

【採血】内出血した患者さんに言ってはいけないNGワードの詳細を見る
【採血】内出血した患者さんに言ってはいけないNGワード
1
採血

【採血】内出血した患者さんに言ってはいけないNGワード

2014.04.16
患者さんの自己抜去、どうリスクを回避する?の詳細を見る
患者さんの自己抜去、どうリスクを回避する?
3
注射やせ

患者さんの自己抜去、どうリスクを回避する?

2025.07.21
退職を考える看護師が知っておきたい制度や給付金の詳細を見る
退職を考える看護師が知っておきたい制度や給付金
4
キャリアプラン

退職を考える看護師が知っておきたい制度や給付金

2020.04.27
不必要な痰の吸引を希望する患者家族。なかなか理解してもらえず困っています…の詳細を見る
不必要な痰の吸引を希望する患者家族。なかなか理解してもらえず困っています…
5
リサーチ企画

不必要な痰の吸引を希望する患者家族。なかなか理解してもらえず困っています…

2026.09.23