レイノー現象
れいのーげんしょう
れいのーげんしょう
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レイノー現象とは、寒冷刺激や精神的ストレスなどをきっかけに、手指や足趾の末梢血管が一時的に過度に収縮し、末梢循環不全が起こることで皮膚の色調が変化する現象である。
はじめに虚血による「白色(蒼白)」化を示し、その後チアノーゼによる「紫色(紫藍色)」へ、最終的に血流再開による過灌流で「赤色」へと三段階に変化する。またはこれらの色調変化が組み合わさって現れることもあり、その過程でしびれや疼痛を伴うこともある。
レイノー現象を引き起こす病態は、原因疾患を伴わない原発性レイノー症候群と、基礎疾患に関連して生じる続発性レイノー症候群に分類される。原発性レイノー症候群は若年女性に多くみられ、比較的軽症であることが多い。続発性レイノー症候群は、全身性強皮症や全身性エリテマトーデス(SLE)などの膠原病に合併することが多く、原疾患の早期発見や診断につながる重要な徴候となる。
予防には、寒冷刺激を避けるための手袋の着用や手足の保温、冷水の使用を避けること、精神的ストレスの軽減など、誘因を回避する生活指導が基本である。また、喫煙は末梢血管を収縮させ症状を悪化させるため、禁煙の徹底が不可欠である。
治療においては、原発性レイノー症候群の場合、末梢血管拡張薬などを用いた薬物療法が検討される。一方、続発性レイノー症候群では、原因となる基礎疾患の治療を主軸としつつ、原発性と同様の末梢血管拡張薬などを併用しながら治療を進める。
林 洋
東京有明医療大学
(監修)
柴田実岐子
(執筆)
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