コーピング促進準備状態
こーぴんぐそくしんじゅんびじょうたい
こーぴんぐそくしんじゅんびじょうたい
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コーピング促進準備状態とは、ストレスに対して前向きに向き合おうとする姿勢や準備がある程度整っているなかで、さらにその対応力を高めていける状態である。NANDA-Iの看護診断では「認知面や行動面の努力を伴う、ストレッサー評価が有効なパターンで、ウィルビーイングに関する要求の管理が、さらに強化可能な状態1)」と定義されている。
この状態の患者さんは、ストレス管理に必要な知識や対処能力をさらに高めたいという意欲をもち、家族や専門職などからの支援を積極的に受け入れようとする。また、問題の根本原因に目を向け、現実的かつ具体的な方法で解決を図ろうとする姿勢がみられる点も特徴である。こうした段階では、まだ実際の行動には十分に結びついていないものの、患者さんのなかに「変わりたい」「乗り越えたい」といった内的動機が芽生えている。
看護師の役割は、この前向きな変化の徴候を見逃さず、個別性に応じて適切な時期に情報提供や心理的支援、環境調整などを行うことである。これにより、患者さんが自らの力でストレスに向き合い、より良いコーピング方法を身につけていけるように支援することが重要である。
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類 第12版.医学書院,2021,p.400.
林 洋
東京有明医療大学
(監修)
山﨑博貴
(執筆)
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