砕石位
さいせきい
さいせきい
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砕石位とは、仰臥位の状態から両膝を曲げ、さらに両下肢を左右に開いて挙上し、支持具などで固定する体位を指す。主に泌尿器科や婦人科、消化器外科などの手術や診察で用いられる。
似た体位に「開脚位」が挙げられるが、仰臥位のまま両下肢を外側に開く姿勢であり、必ずしも下肢を挙上するわけではない点が違いである。
砕石位は、下肢により腹部が圧迫されて横隔膜の動きが制限されるため、肺活量が低下するという特徴がある。
また、下肢を挙上・保持した状態での長時間の同一体位は、下肢の神経や血管を圧迫し、腓骨神経麻痺などの神経障害や、深部静脈血栓症など循環障害といった合併症を引き起こすリスクがある。
特に神経障害が生じた場合には、下垂足(足首を背屈できない状態)や尖足(足首が底屈したまま固まった状態)に繋がる恐れがある。さらに、同一部位の持続的な圧迫により、筋肉や軟部組織が障害され、コンパートメント症候群を引き起こす可能性もあるため、注意が必要である。
看護師は適宜圧迫部位を確認して除圧を行い、神経や血管、筋肉を過度に圧迫しないよう、個々の状態に合わせた適切な体位管理を行うことが大切である。

林 洋
東京有明医療大学
(監修)
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(執筆)
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