気分転換活動参加減少
きぶんてんかんかつどうさんかげんしょう
きぶんてんかんかつどうさんかげんしょう
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気分転換活動参加減少とは、楽しみや趣味などの気分転換を目的とした活動に対して、興味が薄れたり、参加の頻度や機会が減っている状態である。NANDA-Iの看護診断では「レクリエーションやレジャー活動からの刺激、またそのような関心や参加が減少した状態1)」と定義されており、以前は楽しんでいた活動に対する興味や意欲の低下が特徴である。
気分転換活動参加減少は、患者さんの身体的状態、心理的側面、社会的環境、生活背景などさまざまな要因によって生じる。身体的には慢性的な疼痛や倦怠感、身体機能の低下、視覚・聴覚障害などが影響し、心理的な面では精神疾患や認知機能の低下、自尊心の喪失、喪失体験などが関与している。
また、社会的孤立や経済的制約も活動への参加意欲を著しく損なう要因となる。さらに、入院や施設入所といった生活環境の変化によって、患者さんの意思とは無関係に活動の機会が制限されるため、「楽しみ」や「その人らしさ」が失われやすく、QOLの低下を招く可能性がある。
看護師はこうした変化とその要因に早期に気づくために、多角的な視点から観察し、患者さんの興味・関心、生活歴、価値観を丁寧にアセスメントする必要がある。そのうえで、看護計画では「数日以内に、気分転換となる活動やリハビリに1回以上参加する」や「1週間に1度は趣味活動を再開する」といった行動レベルの具体的な短期目標を設定し、無理のない範囲で活動を提案することが望ましい。
また、必要に応じて移動の介助や環境の整備を行い、家族や多職種と連携しながら、患者さんが再び楽しみや生きがいを感じられるよう支援していくことが求められる。
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類 第12版.医学書院,2021,p.154.
林 洋
東京有明医療大学
(監修)
山﨑博貴
(執筆)
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