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用語の説明

次亜塩素酸ナトリウムとは、強い酸化作用をもつ塩素系消毒薬である。塩素系漂白剤の主成分でもあり、医療・介護現場では環境や器材の消毒に不可欠な「中水準消毒薬」として広く用いられている。また、残留性が低いため、食品関連やリネン、タオルなどの消毒にも適している。

抗微生物スペクトルが広く、大腸菌や黄色ブドウ球菌など一般細菌、結核菌、真菌、およびインフルエンザなどの幅広いウイルスに対して効果を発揮する。最大の特徴は、アルコール系消毒剤に抵抗性を示すノロウイルスなどのノンエンベロープウイルスにも有効な点である。そのため、感染症発生時の嘔吐物や排泄物により汚染された環境表面の消毒で選択される。

使用時は目的に応じて適切な濃度に希釈する。調製後は時間の経過とともに有効塩素濃度が低下するため、作り置きをせず速やかに使い切る。

取り扱いに関して、強アルカリ性で皮膚や粘膜への刺激性があるため、手袋やマスクを着用し、換気を十分に行う。また、酸性洗剤と混ぜると有毒な塩素ガスが発生するため、混合は厳禁である。さらに、金属腐食作用があるため、原則として金属製品への使用は避け、使用した場合は水拭きする。

用語を使用した例文

  • ノロウイルスによる嘔吐物を処理した後、0.1%の次亜塩素酸ナトリウムで床面を消毒した。

関連する看護師国家試験過去問

第103回看護師国家試験(2014年) 出題

消毒の際に、次亜塩素酸ナトリウムを用いるのが最も適切なのはどれか。

  1. 1.

    患者の創部

  2. 2.

    排泄後の金属製の便器

  3. 3.

    含嗽後に使用したタオル

  4. 4.

    膀胱留置カテーテルの先端

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正解:3

執筆・監修者

林 洋

東京有明医療大学

監修

柴田実岐子

執筆

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