オートクレーブ
おーとくれーぶ
おーとくれーぶ
タップすると各項目へ移動します
オートクレーブとは、装置内を高温・高圧の飽和水蒸気で満たし、微生物を死滅させる滅菌器である。これを用いた滅菌法を高圧蒸気滅菌といい、物理的滅菌法に分類される。
装置内を加圧して沸点を上げることで、通常の煮沸(100℃)では死滅しない芽胞を含むすべての微生物を死滅させることが可能となる。医療現場では、手術用のメスやピンセットなどの金属器具、ガラス製品、シリコン製品、リネン類など、幅広い器材の滅菌に用いられる。一方で、耐熱性や耐湿性の低いプラスチック製品や精密機器などではガス滅菌など別の滅菌方法が選択される。
滅菌条件は器材の形状や材質により異なるため、機器メーカーの取扱説明書に基づく条件設定が優先される。
確実な滅菌には、事前の徹底した洗浄が不可欠であるため、滅菌前に汚れがないか確認する。滅菌時は、滅菌バッグ(オートクレーブバッグ)や専用包装材を使用し、滅菌後も無菌状態を保持できるよう管理する。なお、滅菌物の保存期間(有効期限)は包装状態や保管環境によって異なるため、施設ごとの基準に沿った管理が必要である。
林 洋
東京有明医療大学
(監修)
柴田実岐子
(執筆)
ワード検索