モルヒネ
もるひね
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モルヒネとは、アヘンから生成される麻薬性鎮痛薬であり、依存性が高いことから、日本では麻薬に指定されている。法律で製造、所持、使用に対して、厳しい規制が設けられている。臨床では疼痛緩和として用いられる。個人差はあるものの副作用として便秘や悪心・嘔吐などがあり、副作用に対するケアも重要である。 強オピオイド鎮痛薬に分類される。
主にがん性疼痛に対する疼痛緩和で使用されることが多いが、慢性呼吸器疾患の急性増悪期に対しても使用されることがある。
がん性疼痛に対しては、非オピオイド鎮痛薬とオピオイド鎮痛薬を併用しながら、疼痛の程度によって段階的に調整していく。WHO方式三段階除痛(鎮痛)ラダーには、第一段階から第三段階まであり、モルヒネの使用は第三段階に相当する。第一段階の非ステロイド系抗炎症薬(non-steroidal anti-inflammatory drugs:NSAIDs) や、アセトアミノフェンの使用を継続しながら、モルヒネを使用していく。近年では、在宅医療の場でも、医師や看護師が連携を取りながら、積極的に使用しており、疼痛コントロールは患者や療養者の生活の質(quality of life:QOL)の維持・向上にもつながる。
林 洋
東京有明医療大学
(監修)
大田彩乃
有明医療大学看護学部看護学科
(執筆)
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