ボディメカニクス
ぼでぃめかにくす
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ボディメカニクスとは、人間の身体構造や運動機能に力学的な原理を組み合わせて、身体に負担の少ない動作を行うための技術である。医療や介護現場において、車椅子やストレッチャーへの移乗や体位変換、清拭、排泄介助などの動作にボディメカニクスを活用することは、介助者の身体、特に腰への負担軽減に繋がるだけでなく、患者さんへの安全なケアの実践にも繋がるため、欠かせない。
厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」でもその重要性が示されており、看護・介護に限らず、幅広い職種で不可欠な基本技術といえる。
これらは一般的に「ボディメカニクスの8原則」と呼ばれ、主に下記の要素に整理される。
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・看護者の支持基底面を広くする
・重心を下げて骨盤を安定させる
・対象者に近づく
・てこの原理を活用する
・大きな筋群を使う
・身体をねじらない(足先を動作の方向に向ける)
・水平に移動する
・対象者の身体を小さくまとめる
ボディメカニクスを単なる技術としてではなく、安全な看護を支えるための基礎となる考え方として捉え、普段から意識して実践していくことが大切である。
山本 亜矢,他:看護基礎教育における患者移動技術教育の課題.KEIO SFC JOURNAL 2018;18(2):42-61.
林 洋
東京有明医療大学
(監修)
柴田実岐子
(執筆)
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