自発換気障害
じはつかんきしょうがい
じはつかんきしょうがい
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自発換気障害とは、自力で適切な呼吸(換気)を行うことが難しく、生命活動に支障をきたす状態を指す。NANDA-Iの看護診断では「生命維持に必要な自力呼吸の開始や維持ができない状態1)」と定義されている。
要因には、中枢神経障害や脊髄損傷、意識障害、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患、呼吸筋の疲労、重症感染症といった身体的因子や、麻酔・過鎮静といった薬剤の影響が挙げられる。また、不安・疼痛・パニックなどに伴う過換気も、自発換気が不安定になる要因となる。
自発換気障害が起こると、低換気による低酸素血症や高二酸化炭素血症をきたし、意識レベルの低下や呼吸不全に陥る恐れがあるため、早期の対応が必要である。
看護師は呼吸数、呼吸パターン、SpO₂、胸郭の動き、意識レベルを把握し、必要に応じて体位調整や酸素投与など、安全で安楽な呼吸ができるよう介入する。また、多職種と連携し、人工呼吸管理や呼吸リハビリテーションの導入を検討するなど、呼吸状態の改善を支援することが求められる。
1)T.ヘザーハードマン,編:NANDA-I 看護診断 定義と分類 第12版.医学書院,2021,p.285.
林 洋
東京有明医療大学
(監修)
山﨑博貴
(執筆)
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