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外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!


検査後・術後の状態管理・看護を実施することは、看護師の重要な役割の1つです。患者さんの不安や苦痛を軽減できるようなかかわりは、治療を受けた患者さんの満足度にも直結します。
そこで、これだけは知っておきたい! 日帰り検査・手術後の状態管理や看護に必要なフレーズを紹介します。
アメリカの病院で実際に使用されている術後シートの内容に沿って、内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)施行後の術後管理をテーマとしますが、ほかの日帰り手術にも応用できる内容を紹介していきます。


本日のフレーズ

「検査後は軽くおなかが張った感じやチクチクする感じ、ガスが出ることはよくありますが、
2~3時間でなくなります」

内視鏡的ポリープ切除術後の注意事項を(1)食事、(2)安静、(3)様子をみる症状と注意すべき症状、の3つに分けて説明していきます。今回は、術後によく出現する症状について説明します。

>>さて、みなさんはどう英語で表現しますか?

A Good Example – おすすめのフレーズ

After the procedure, it is common to have mild bloating,
cramping and gas but this usually goes away within a few hours.

内視鏡的ポリープ切除術後、患者さんの訴えで最も多いのは、「おなかが張って苦しい」です。生体吸収にすぐれた炭酸ガス送気法を取り入れて苦痛の軽減をはかる病院も増えていますが、全く症状がなくなるわけではありません。事前に予測ができて、様子を見てもいい症状を伝えて、患者さんの不安を軽減しましょう。

「おなかが張った感じ」は「bloating」を使いました。「bloat」は「膨れる」という意味です。
医療現場では「おなかが張った感じ」を「腹部膨満感」といいます。これを和英辞典で引くと「abdominal distension」と載っていますが、患者さんにはわかりづらい表現です。
患者さんとの会話には「bloating」のほうが伝わりやすいでしょう。

「うずく感じ」は「cramping」を使いました。「cramping」は「ズキズキとうずく痛み」「筋肉のけいれん」という意味です。特に、女性の生理痛・下腹部痛や、ふくらはぎに起こるこむら返りに「cramping」を使います。

「ガス」は「gas」を使いました。ここでいうガスは「おなら」のことです。
医学辞書に「おなら」は、「flatus」や「flatulence」と載っていますが、患者さんがこれら言葉を使うことはめったにありません。「おなら」は、一般的に「fart」「gas」「wind」を使います。
また、「おなかが張った感じ」と似た表現の「ガスっぽい感じ」には「feel gassy」を使います。

これらの症状は、時間の経過とともに軽減することが予測される症状です。
「it is common to have」を使って、術後によくみられる症状であることを伝えましょう。
「have」を「経験する」という意味の「experience」に置き換えて使うこともできます。
「it is common to have」は、ほかの日帰り手術でも予測される症状がある場合、応用して使うことができるフレーズです。

例えば、
•It is common to have sore for a few days after gallbladder removal. 
(胆のう摘出術後2-3日はヒリヒリした痛みがあります)

•It is common to experience mild itching and discomfort for a couple of days after cataract surgery.
(白内障の術後2-3日は軽度のかゆみや不快感を伴うことがあります)

•It is common to have mild pelvic pain or cramping after endometrial biopsy.
(子宮内膜検査後は軽度の下腹部痛やズキズキした感じを伴うことがあります)



次回は、術後に注意すべき症状とその対応について説明するフレーズを紹介します。

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