【重要】WEBサイトのリニューアルとドメイン変更のお知らせ

日帰り検査・手術後の声かけを英語でするには?(13)のサムネイル画像
執筆

外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!


検査後・術後の状態管理・看護を実施することは、看護師の重要な役割の1つです。患者さんの不安や苦痛を軽減できるようなかかわりは、治療を受けた患者さんの満足度にも直結します。
そこで、これだけは知っておきたい! 日帰り検査・手術後の状態管理や看護に必要なフレーズを紹介します。
アメリカの病院で実際に使用されている術後シートの内容に沿って、内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)施行後の術後管理をテーマとしますが、ほかの日帰り手術にも応用できる内容を紹介していきます。


本日のフレーズ

「ひどいおなかの痛み、持続するおしりからの出血、ぞくぞくしたり熱が出たり、
術後に何か問題がありましたら、すぐに連絡してください」

内視鏡的ポリープ切除術後の注意事項を(1)食事、(2)安静、(3)様子をみる症状と注意すべき症状、の3つに分けて説明していきます。今回は、注意すべき症状について説明し、そうした症状が出たときにはすぐに連絡するよう退院指導を行いましょう。

>>さて、みなさんはどう英語で表現しますか?

A Good Example – おすすめのフレーズ

If you have severe abdominal pain, persistent rectal bleeding, chills or fever,
or any other problems related to the procedure, please contact us immediately.

「ひどいおなかの痛み」は「severe abdominal pain」を使いました。
痛みの程度には「mild(軽度)」「moderate(中等度)」「severe(重度)」を使います。

「持続するおしりからの出血」は「persistent rectal bleeding」を使いました。
「rectal bleeding」は直訳すると「直腸出血」ですが、ポタポタと落ちるおしりからの出血を指しています。ただし、1~2回の少量の出血であれば様子をみて構いません。ダラダラと出る・持続する出血と区別するため、「持続する」「いつまでも続く」という意味の「persistent」を加えています。
「severe abdominal pain」や「persistent rectal bleeding」の症状がある場合は、ポリープ切除部分からの出血や穿孔(perforation)を疑い、緊急手術の可能性もあります。

「ぞくぞくする」は「chills」、「熱」は「fever」を使いました。
「chills」は、「寒気」や「悪寒」という寒さを感じるという意味で使います。
日本の医療現場では「chills」よりも「shiver」のing形「shivering(シバリング)」のほうがよく使われています。「shivering」は「がたがたと震える」「戦慄」という意味で、寒さによる体の反応を指しています。

そのほかで考えられる術後の異常所見として、すべて一括りにして「any other problems related to the procedure」とまとめました。

「すぐに連絡してください」は「please contact us immediately」を使いました。
「すぐに連絡してください」はさまざまな言い方があり、退院指導には欠かせないフレーズです。
術後の注意すべき合併症を踏まえて「すぐに連絡してください」の例文を紹介します。
自分の言いやすいフレーズを覚えて自然に使えるようになるといいですね。

•If you notice significant bleeding, you should contact us right away.
(大量の出血があったら、すぐに連絡してください)

•If your pain becomes more severe or is not relieved by a pain killer, contact our office immediately.
(痛みがもっとひどくなったり、痛み止めが効かないときは、すぐに連絡してください)

•Please contact us at 123-456-789 right away if you have difficulty breathing or chest pain.
(息が苦しかったり胸が痛いときには、すぐに123-456-789まで連絡してください)

•Please let us know as soon as possible if your body temperature is above 38 degree.
(38度以上の熱が出たら、すぐに連絡してください)



•Call us right away if your surgical wounds are bleeding, red, warm, or you have a yellow or green drainage.
(創部からの出血や発赤・熱感・黄色や緑色の液が出てきたら、すぐに連絡してください)



次回は、患者さんが帰宅する前に質問や心配なことがないか尋ねるフレーズを紹介します。

\ この記事をシェアする /

この記事に関連する記事