オーストラリアで正看護師資格を取得するために、日本の大卒資格を持っていなければ避けて通れないのがオーストラリアの看護学部への編入(1〜2年で卒業)です。
オーストラリアで正看護師の登録をするためには、看護協会に認定された大学卒業資格(看護学位)が必要ですので、通信制の大学資格や専門・短大卒が最終学歴となっている正看護師の方は注意が必要です。
また、日本での正看護師資格と看護キャリアがあるとはいえ、オーストラリアの看護制度や病院システムを大学のカリキュラムの中で学べることは就職活動や就労への不安を軽減する大切なプロセスとなりますので、海外大学卒業資格を手にする以上に現地大学に編入する意義は高いといえます。
いきなり海外の正看護師資格取得を目指す留学は敷居が高いと感じられる方には、看護インターンシッププログラムにて有給で働きながら語学力を向上させ、現地生活になれた上で正看護師資格を取得することを検討することをワールドアベニューでは提案しています。
さて今回は、実際にワールドアベニューの正看護師資格取得留学プログラムに参加し、オーストラリアの正看護師資格を目指して大学に編入された先輩ナースの方達の体験談から、オーストラリアの病院実習で学ぶメリットを紹介します。
次ページでは、海外の大学に編入(単位認定)する方法を解説します。
日本での正看護師資格所持者への編入制度
オーストラリアの大学は、1年間に1回または2回の入学時期が設けられています。多くの大学の看護学部が、主に2月入学を受け付けていますが、人気の高い看護学部は前年の12月時点で受付が締め切られてしまうことがあるので注意が必要です。
一部の大学では、2月に加えて7月の入学を認めているので、留学のスケジュールに合わせて7月入学の学部を狙うのも1つの方法です。

大学入学で必要となるのは、大学の正規取扱窓口へ願書を提出し、入学審査に合格することです。
ワールドアベニューでは、オーストラリアの数多くの看護学部を持つ大学の正規取扱窓口になっているので、現地日本人スタッフのアドバイスに従って、大学への編入手続きを準備することができます。
大学編入を申請するためには、日本の最終学歴を証明する各種書類や英語力の証明書類、これまでの勤務証明等が必要となりますので、しっかりと事前に準備をしておきましょう。
願書が大学に提出されると、日本のように学力試験はなく、個別に審査され合格すれば編入が可能になります。大学によって編入入学を認める条件は様々であるため、必ず大学の正規取扱窓口へ問合せをすることが成功の秘訣です。
詳しい海外正看護師資格の取得方法は、第13回の記事を参考にしてみてください。

次ページでは、最新の看護実習の一日の流れを紹介します。
病院実習の一日の流れ
今年から、現地看護大学の2年生に編入したSさんが、2014年前期課程の病院実習で取り組んだ一日の流れを紹介します。
実習期間:4週間
公立病院の急性期病棟
7時~ Hand Over
急性期病棟で患者の入退院頻度が多いため、一人ひとりの患者に対して、約15分みっちりと患者さんのベッドサイドでHand Overを行う。
受け持ち患者は、2~3人で指導員である正看護師とペアで担当する。ただし、実習時に受け持ち患者を持つか、複数人の患者を勉強のために見回る役割にするか、選ぶことができる。患者のベッドサイドで行うため、時には患者も参加し要望を自分で伝える人もいる。

8時~ 医師回診およびケアプラン作成
医師の回診に同行して、治療計画を立てる。回診時には複数の医師や各専門職スタッフも集合するため、様々な角度からその場で意見を聞くことができるなど、効率のよい仕組みになっている。
9時~ 検温・与薬
受け持ちの患者をラウンドし、検温などのバイタル測定や与薬を行う。患者の状態によってはガーゼ交換や、シャワー介助、離床介助なども行う。
ただし、採血やラインを取る業務はドクターか資格を持った看護師、または専門の技師が担当する。

10時~
検査が必要な患者を、ポーター(ベッドを運ぶ専門職)に付き添って連れて行く。時間がある時に、モーニングティー(ブレイクタイム)を取って、カフェや休憩室で軽食やコーヒーを楽しむ。
ケアが一段落したら、Progressing Recordを記入する。また、転床患者がいる場合は、転床手続きを行う。

12時~
入院患者の昼食が落ち着いたタイミングで、自分もお昼休憩を取る。Sさんは自分が作って持っていったランチをとっているが、病棟で依頼するとランチが用意されるシステムもあるそう。
13時半~ Hand Over
午後勤務の正看護師に受け持ち患者を引き継いで、一日の実習が終了。

次ページでは、Sさんが病院実習で感じた日本の看護との違いを紹介します。
病院実習で学んだこと
今学期より初の海外病院での実習を終えたSさんが感じた、オーストラリアの看護実習で学んだヒントを紹介します。
ポイント1
受け持ち患者数が少ないため、手厚い看護ができる。法律で一人当たりの受け持ち患者数に制限があるため、日本と比べて一人当たりの患者に費やせる時間が長くなる。
また、急性期病棟であるため、常に二人ペアで患者を担当するため効率の良い看護が可能だった。
ポイント2
患者との関わりが日本よりも柔軟。検査待ちにコーヒーを買って患者とコーヒーを飲みながら検査を待つなんてこともある。
ポイント3
与薬を行うため、成分名と商品名の両方をしっかりと覚えておく必要がある。特に医師のオーダーが紙である場合は、読み取りにくい事がある。そのため、薬品名を予習しておかないと与薬の時に手間取ることがある。
ポイント4
オーストラリアの病院実習においては、しっかりとした予習と復習が重要! 特に実習がスタートしてから一週間は、飛び交っている医療専門英語を理解するのに苦労した。分からなかった事はしっかりと質問して、その場で理解するとともに復習して覚えていく努力が必要です。
ポイント5
実習では、指導担当の正看護師とできるだけ積極的にコミュニケーションを取ることが大切。適切なコミュニケーションを取っていれば、特殊な施術をする時には見せてくれ、わからないことなどもしっかりと質問に答えてくれる。

迷っているのはもったいない! 迷うくらいならチャレンジ!
Sさんの他にも、多くの日本人看護師が日本を飛び出し、海外で正看護師資格を取得するために頑張っています。
ワールドアベニューは、安易に医療英語コースを勧めるのではなく、各国の看護師登録制度を踏まえて正しい方法で正看護師資格を取得する留学を提案する数少ない留学エージェントです。
また、留学サポートを提供する会社として、消費者庁監督のJCROSS認証を受けた安心の留学エージェントです。留学を検討される際は、必ずJCROSS認証を受けた留学エージェントかどうか確認をしましょう。
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