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術後、マスクを嫌がり酸素吸入を拒否する患者さん、どうする?のサムネイル画像
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前野哲博

筑波大学附属病院 総合診療科 教授

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術後酸素吸入の指示が出ているが、患者さんが「マスクをつけるとよけい気持ちが悪くなる」と言って酸素吸入を拒否されて困ったという経験はありませんか。

こういう状況のときにはどうすればいいのかを考えていきます。

麻酔覚醒後の悪心や嘔吐は比較的よく見かける症状です。そんな時に口をプラスチック臭のするマスクでふさがれるとよけいに気持ちが悪くなるという気持ちは理解できますよね。

そのような患者さんを安全にケアするにはどうすればよいのでしょうか。


術後に低酸素血症になるのはなぜ?

術後の酸素吸入は低酸素血症を予防するために指示されていることはおわかりだと思いますが、まず初めに手術後に低酸素症が起こる原因を考えてみましょう。

麻酔薬の影響は数時間以上遷延することがあり呼吸抑制の原因となって低酸素血症を起こします。

麻酔中またはその後に不顕性の誤嚥が生じることにより無気肺肺炎の原因にもなりますし、疼痛がひどければ患者さんは深呼吸ができず無気肺が生じて低酸素になるかもしれません。

低酸素血症は創部の縫合不全の重要な原因の一つであり、術後の管理としては避けなければいけない状態です。

それでは術後の患者さんが酸素マスク嫌がった場合、看護師はどのように対処するべきでしょうか。

具体的な理由と使用時間を伝える

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