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小原 秀樹

聖マリアンナ医科大学病院 救急救命センター・熱傷センター 主任 救急看護 認定看護師

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逝去時のケアの方法とポイントについて解説します。今回は【クーリング】についてです。


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エンゼルケア(逝去時ケア)とは?目的・手順など


「クーリング」とは?

ご遺体はそのままだと細菌により腐敗が進みます。腐敗の進行を抑えるために、ご遺体を腐敗させる細菌の発育下限温度である5℃以下にご遺体の温度を下げることを「クーリング」といいます。

ハイリスクな患者さんではクーリングが必要

クーリングの有無は患者さんの亡くなられた場所、安置される場所にもよります。霊安室に冷蔵庫が設備された病院や施設の場合は、病室で亡くなられてもすぐに霊安室に行き、冷蔵庫に入ることができるため、特にクーリングは行わず温めないケア(室温を下げる、掛け物はシーツ1枚) で十分だといわれています。

ただし、葬儀会社の来院やご家族の到着に時間がかかる場合で、腐敗のリスクが高い患者さんではクーリングが必要となります。また、冷蔵庫のある霊安室がない施設や在宅の場合でも、クーリングが必要です。

ハイリスクな患者さんとは?

クーリングが必要なハイリスクな患者さんとは具体的は下記のような方々です。

1. 敗血症などの全身的な感染症
 2. 腹膜炎
 3. 重篤肺炎
 4. 多臓器不全
 5. 高体温など

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