佐藤まりこ
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外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
看護師の問診は、短時間で的確に必要な情報を聞き出し、緊張している患者さんの不安を取り除くことが求められます。
特に、麻酔の必要な検査や手術の前の問診は、患者さんの準備がきちんとできているか、検査や手術に適した状態かどうかを評価する重要な看護行為です。
そこで、これだけは知っておきたい! 検査や手術の前の問診に必要なフレーズを紹介します。 アメリカの病院で実際に使用されている問診シートの内容に沿って、大腸鏡検査(Colonoscopy)当日の問診をテーマに紹介していきます。
本日のフレーズ
「糖尿病や甲状腺の疾患はありますか?」
術前の問診に必要な項目を質問していきます。今回は、内分泌系の既往歴を確認しましょう。
>>さて、みなさんはどう英語で表現しますか?
A Good Example – おすすめのフレーズ
Do you have diabetes or thyroid diseases?
「糖尿病」は「diabetes」です。
日本の医療現場では「diabetes mellitus」の略語である「DM」が使われますが、「DM」と言っても外国の患者さんには伝わらないでしょう。
患者さんに糖尿病の既往歴があり、内服療法やインスリン療法をしている場合、絶食に伴い検査当日または数日前に薬を控える指示が出ているはずです。
指示通りに中止しているか、現在の血糖値などを評価する追加の情報収集が必要になります。
例えば、
• 糖尿病の薬を飲んでますか? (Are you on meds for diabetes?)
• 最後に飲んだのはいつですか? (When was the last time to take them? )
• 検査前に血糖値を測ってみましょう。(Let me check your blood sugar level before the procedure.)
「甲状腺の疾患」は「thyroid diseases」を使いました。
主な甲状腺の病気として挙がるのは
• 甲状腺機能亢進症 (hyperthyroidism)
• 甲状腺機能低下症 (hypothyroidism)
• 甲状腺腫瘍 (thyroid tumor)
「hyper-」は亢進を、「hypo-」は低下を意味する接頭語です。
「甲状腺機能亢進症(hyperthyroidism)」は、「バセドウ病」としても知られていますが、英語圏でバセドウ病は通じません。英語でバセドウ病は「Grave’s disease」です。
「甲状腺機能低下症(hypothyroidism)」は、「橋本病」がよく知られていますよね。「橋本病」はそのまま「Hashimoto disease」です。
「甲状腺腫瘍」は、悪性・良性どちらでも使えます。もし甲状腺腫瘍の既往がある場合は、甲状腺切除術(thyroidectomy)の手術歴があるかも確認しましょう。
「-ectomy」は「切除術」を意味する接尾語です。わからない英語でも「-ectomy」がついていたら、何かの切除術を意味しています。
次回は、消化器系の既往歴について確認するフレーズを紹介します。
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