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前野哲博

筑波大学附属病院 総合診療科 教授

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気管切開とは? 気管切開の看護


カフが誤嚥防止に役立つわけ

嚥下する際に、喉頭部で気管の入り口を閉鎖できないために、食物や飲み物が気管に流れ込んでしまうことを誤嚥といいます。経口挿管の場合には喉頭をチューブが通っているため気管の入り口を閉鎖することができず、唾液などが常に下気道に流れ込む状態です。そこでカフを適切に膨らませることでカフより下部の下気道に流れ込むことを防いでいます。

気管切開の場合には、喉頭にチューブ等が接しているわけではないので、喉頭の機能が正常であれば気管の入り口から唾液などは入ってこないはずです。しかし、意識レベルや嚥下機能の低下があると問題になります(図)

ここでは気管切開チューブのカフより下に唾液などが垂れこんでしまう原因について説明します。

垂れ込と誤嚥


(図 垂れ込と誤嚥)

唾液が垂れ込む原因は主に3つ

唾液などが垂れ込んでしまう原因は下記の3つです。

1.カフが緩む
2.チューブが細すぎてカフを膨らませても気管にぴったりしない
3.カフがない

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