佐藤まりこ
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外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
患者さんが緊張する身近な処置の1つに採血があります。採血をする看護師は、患者さんの緊張を和らげ、正確・安全に検体を採取することが求められます。
これだけは知っておきたい! 採血に必要なフレーズを紹介します。

本日のフレーズ
「いままで採血で何か問題や合併症を起こしたことはありますか?」
乳がんの手術側、麻痺側などは、採血を避ける必要があります。ほかにも、採血時の問題や合併症が今までなかったかを尋ね、安全に採血を行いましょう。
さて、みなさんはどう英語で表現しますか?
次ページは、オススメのフレーズと解説です。

A Good Example-オススメのフレーズ
Have you ever had any problems or complications when you get blood draw?
「今まで~したことはありますか」は「Have you ever had~」を使いました。
「問題」は日本語でもおなじみの「Problem」、「合併症」は「Complication」です。
さて、採血時の問題とは避けるべき側や恐怖症の有無です。注意すべき既往歴とそのKey Word、そして、安全に採血を行うための次の質問(additional question)を紹介しましょう。
●乳がんの手術歴がある場合、key wordは『Mastectomy(乳房切除術)』です。
Q: Which side of mastectomy did you have?「どっち側の乳房切除手術でしたか?」
●脳梗塞などで麻痺側がある場合、key wordは『Stroke(脳梗塞)』と『Weak(力が入りづらい)』です。
Q: Which arm do you feel weak?「どっちの腕が力入りづらいですか?」
●透析シャントがある場合、key wordは『Dialysis(透析)』です。
Q: Which arm do you have dialysis shunt (fistula)?「どっちの腕に透析のシャントは入ってますか?」
●針恐怖症がある場合、key wordは『phobia(恐怖症)』です。
Q: Do you have needle phobia?「針恐怖症ですか?」

Quick Lesson-本日の豆知識-Needle Phobia-
日本ではあまり馴染みのない「Needle phobia(針恐怖症)」ですが、大人の約20%が針を見ると、極度の不安から失神まで、なんらかの症状が出ると言われています。
私自身、アメリカで「Needle phobia」を持つ患者さんの採血を何度か担当しましたが、落ち着かせるだけで相当な時間と体力を費やしました。
「採血ごときで大袈裟な……」と最初は思いましたが、全身に冷や汗をかき顔面蒼白していく患者さんの様子に「これはヤバな……」と実感しました。
「Needle phobia」を持つ外国の患者さんは意外と多いので、採血前にしっかり確認し予防処置をとりましょうね。
次回は、採血の合併症について具体的に尋ねるフレーズを紹介します。
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