病気に対する親の不安が、子どもの体に現れる場合も
前編で述べてきたように、親ががんになった場合、感情面、行動面での変化が子どもには多く見られます。特に、親が強い不安をもつ場合は、子どもに与える影響も大きく、子どもも強い不安を抱くようになるといわれています。泣いたり、怒ることで自分の感情を表現することもあります。
がんの親をもつ子どもは、特にネガティブな反応が見られることが多く、時に、身体的な症状がみられることもあります。この場合、どちらかというと身体に変化が生じるわけではなく、不安や恐怖などの気持ちが体に影響を与えるために起こる症状といえるでしょう。
胃痛や食欲不振は、ストレスからくる症状と考えられます。また、学校の先生から「授業中に居眠りが多くなった」と指摘されるのは、夜、不安で眠れないからかもしれません。夜眠れなかったり、気持ちが落ち着かないことで、なんとなく上の空になったり、授業中の集中力も低下し、さらにそれが長期化した場合には、成績が低下することも予測されます。
このほか、たまった我慢が、友だちと喧嘩する、物にあたるなどの行動として現れたり、友達と遊ばなくなるなど、人とかかわりを避ける傾向が見られたりします。
親の体の変化を「怖い」と感じることも
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