
不安な看護実習…先輩たちの体験談をお届けします!
基本データ
実習の領域: 小児
実習先診療科: 血液・腫瘍科
実習先病院規模:県立病院
受持患者の主疾患:B細胞性 急性リンパ性白血病
実習に行った学年: 3年生
実習に行った年: 2013年
実習に向かう前
不安だったこと・事前学習でしていたこと
事前学習は、おたふくや風疹などの小児感染症や発達段階。
白血病だったので、造血の流れや成人との違いなどを解剖生理に沿って学習しました。
また、腰椎穿刺の目的・方法などを小さなノートに書いていきました。
事前に患児情報をもらったら、化学療法をしている子だったので、化学療法の何クール目にいて、どの時期にどんな副作用が出るのか。その時期の看護、子供への説明のしかた、遊び方は何か。
抗がん剤は何を使っていて、発汗や唾液から曝露しないように感染対策をどうしていくか。
他の領域でも重要になってきますが、小児では家族とのコミュニケーションも大切になってくるので、親の発達段階の視点や患児に対する想いなども事前に頭にいれて、親とのコミュニケーションのとり方も考えて実習にいきました。
特に意識した解剖生理・検査値・病理・疾患のポイント
B細胞性 急性リンパ性白血病が、T細胞性の急性リンパ性白血病とどう異なるのか。このふたつは同じ急性リンパ性白血病でも、治癒率、予後が異なってきますのでそこの理解はしておいたほうがいいと思います。
また、解剖生理や検査目的を理解して、患児の発達段階に合った、わかりやすい説明をできるようにしておくことも小児看護のポイントです。
受け持ちの患児が、化学療法:地固め療法の段階に入っていたので、いままでの経過から、今後何が予測されるか、そのメカニズムも理解しておきました。
■次は、実際に実習に行ってからのレポートになります→
実習中
事前学習の中で、実際使ったこと
ほぼすべて使いました。
事前学習の中で、実際使わなかったこと
ないです。
意外だったこと、予期しなかったこと、やってみて初めて気づいたこと、追加で必要になった学習など
別室の患児が風疹にかかり、受け持ちの患児に白血病以外の風疹の症状がでていないか観察、また、面会の家族の方への感染対策の指導なども行うことになりました。
事前に言われていたのですが、やっぱり患児はママが一番大好きです!ママが面会にくると抱っこどころか話しかけると邪魔扱いされてちょっと寂しくなります!コミュニケーションもですが、バイタルをとるのも大変になってしまうので、ママに協力を仰ぎ、短時間で終わらせて、家族の時間を作ってあげるのも看護のマネジメントでは必要なのかなと思いました。
また、保護者の中には、自分のせいで子供が白血病になったと責めている方もいらっしゃいました。それが患児との接し方(子供が何をしても許してしまう・子供の言いなりになる等)に出てしまっている方もいます。しかし、病気で入院中でも患児は成長・発達していきます。年齢によって適切な教育をしていかないと、発達遅延や発達退行が起こる場合があるので、看護師としてその点もみて介入していかないといけないと現場で知りました。
実習を振り返って
他の領域の実習と比較した「きつさ」の程度とその理由
楽な方
親への配慮や子供とのコミュニケーションは苦労するところがありますが、患児がかわいくてストレスが残りません。1日中抱っこしていて筋肉痛になりましたが、逆に痛みで患児を思い出して、記録をしていても気分が明るくなります。
事前にしておくんだった・こうするんだった、ということ
子供の特徴をもっと理解してあげればよかったと思います。患児の機嫌が悪く泣き止まず、抱っこしても顔を引っかいてきたり叩いてきた日がありました。嫌われてしまったのかと思い一瞬落ち込んだのですが、その後バイタルをはかり、感染を起こしてしまっていて発熱から倦怠感などがあって機嫌が悪かったのだと分かりました。
一瞬とはいえ落ち込んでいた時間がもったいなかったです。すぐ気づいてあげられれば、もっと早く解熱剤や冷罨法で楽にしてあげられたのにと後悔しています。
この実習を振り返って
年齢にもよりますが、症状を伝えてくることが難しく、看護師側が早期に気づかないと、すぐ急変してしまうので常に気を張っていました。
また、治療の看護のほかにも発達や教育の視点が必要になってきたので、子供とあまり関わったことの無かった私には、初めてのことだらけで大変でした。でも、専門実習の中では1番毎日が充実していたと思います。
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