佐藤まりこ
執筆者の記事一覧
外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
患者さんに一番近い存在の看護師は、「今日はどうされました?」から始め、症状を聞いて患者さんに起こっている問題の把握を行います。外国人の患者さんに対してもコミュニケーションを通して主観的情報を収集し、客観的情報と合わせて全身状態の把握が必要です。
今回は、腸の疾患:大腸がんのリスク要因・症状・事例を紹介します。
大腸がんは、「colon cancer」または「colorectal cancer」といいます。
colorectal cancerは直訳すると「結腸直腸がん」ですが、「大腸がん」と訳するのが一般的です。
大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)にできるがんであり、日本人が最も多くかかるがんです。大腸がんは、早期発見・早期治療により9割以上が治るといわれています。早期発見のため40歳からの定期的な検診を勧め、大腸がんのリスク要因についての理解を促し、リスクを軽減していく教育的なかかわりが重要視されています。
本日のレッスン
主な大腸がんのリスク要因(Risk factors of colon cancer): Genetics①
Colon cancerのリスク要因を知ることは、問診時の情報収集や生活習慣の改善など教育的なかかわりを実施する上で重要な知識です。Colon cancerのリスク要因をGeneral(一般的)・Genetics(遺伝的)・Lifestyle(生活習慣)の3つに分けて紹介します。
今回からはGenetics(遺伝的)な要因についての解説です。
主な大腸がんのリスク要因(Risk factors of colon cancer): Genetics①
1.大腸がんとポリープの家族歴(A family history of colorectal cancer and polyps)
大腸がん患者の3人に1人が、親族に大腸がんの既往を持つといわれています。
特に親、兄弟、子どもといった一親等の45歳未満の方に発症する若年性大腸がんの家族歴がある場合は、大腸がんのリスクが高いといわれています。
また、家族に良性の腺腫性ポリープの既往がある場合も同様に、大腸がんを発症するリスクが増加するといわれています。大腸がんやポリープの家族歴がある場合には、医師と相談の上、年齢にかかわらず積極的な大腸がん検診を推奨しています。
患者さんへの説明には以下の文が使えます。
●People with a family history of colon cancer in a first-degree relative are at increased risk of colon cancer.
(一親等内に大腸がんの方がいる人は大腸がんのリスクが増大します)
●If you have a family history of colon cancer or polyps, you are at a higher risk of developing colon cancer.
Talk to your doctor about starting screening even though you are 40 or younger.
(もしもご家族に大腸がんやポリープの既往がある方がいると大腸がんを発症するリスクが高くなります。40歳前でもスクリーニングについて医師と相談してください)
次回は、主な大腸がんのリスク要因(Risk factors of colon cancer): Genetics②を紹介します。
\ この記事をシェアする /














