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症状の聴取を英語でするには?[循環器科編29]のサムネイル画像
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外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!


患者さんに一番近い存在の看護師は、「今日はどうされましたか?」から始め、症状を聞いて患者さんに起こっている健康問題の把握を行います。外国人の患者さんに対してもコミュニケーションを通して主観的情報を収集し、客観的情報と合わせて全身状態の把握が必要ですね。
今回は、不整脈編の症状の聴取に必要なフレーズを紹介します。

不整脈(arrhythmia)は、心臓のリズムが乱れていることを意味します。
心臓のリズムは、洞結節で電気が作られる→房室結節を通って心室に伝わる→心臓の筋肉が収縮する、という電気の流れによってコントロールされており、この電気の流れに何らかの原因で故障やトラブルが起こると脈が乱れて不整脈が起こります。
不整脈の治療のPOINTは、病的に意義のある不整脈かどうかを診断し治療することです。
不整脈の種類は、①脈の速くなる「頻脈性不整脈」、②脈の遅くなる「徐脈性不整脈」、③脈の飛ぶ「期外収縮」の大きく3つに分かれます。不整脈の症状は、自分では全く気がつかないものから、放置すると短時間で死に至る危険な不整脈までさまざまです。
看護師は、OLDCARTに沿った症状のアセスメントを行い、迅速な状態把握と全身観察に努めます。

本日のレッスン

主な不整脈の種類(Types of Arrhythmia):①頻脈性不整脈(Tachyarrhythmia)

前回に続き、頻脈性不整脈(Tachyarrhythmia)について紹介していきます。
患者さんの現病歴や既往歴、家族歴などを確認する際にも必要となる医療用語です。
医療現場で使われている不整脈の略語もあわせて紹介します。


*OLDCARTとは、Onset(発症)、Location(症状のある部位)、Duration(症状のある持続時間)、Character(症状の性質)、Aggravating/Alleviating factor(増悪・軽減要因)、Radiation(症状の広がり)、Timing(症状がいつ起こるのか)の頭文字をとった症状のアセスメントツールです。

頻脈性不整脈に関するフレーズ②

●頻脈性不整脈(Tachyarrhythmia)

脈が1分間に100回以上を超えて速くなるタイプの不整脈が「頻脈性不整脈」です。「Tachy-」は「速い」という意味の接頭語です。
頻脈性不整脈はさらに問題の起きている場所に応じて、上室性(Supraventricular)と心室性(Ventricular)に分けることができます。

●心室性不整脈(Ventricular arrhythmia)

問題の起きている場所が、心室の筋肉やヒス束・左脚・右脚などにある場合を「心室性不整脈(Ventricular arrhythmia)」といいます。「Ventricular arrhythmia」を大きく2つに分けて紹介します。

1.心室頻拍(Ventricular Tachycardia, VT)
「Ventricular tachycardia」は「ヴェントリキュラ タキカルディア」が英語に近い発音です。
臨床では、「VT(ブイティー)」と略して使っています。
「Ventricular」は「心室の」という意味です。「Tachycardia」は「頻脈、頻拍」という意味です。「頻脈」と「頻拍」の意味は、大きくは変わりません。
「Ventricular tachycardia」は、異常な電気信号が発生し、心室内をぐるぐると回転して起こる不整脈です。そのため、心筋が速いリズムで収縮するのでポンプ機能が低下し、脳血流量が低下をしたり、心不全の引き金になる非常に危険な不整脈です。

2.心室細動(Ventricular Fibrillation, VF)
「Ventricular Fibrillation」は「ヴェントリキュラ フィブリレーション」が英語に近い発音です。
臨床では、「VF(ブイエフ)」と略して使っています。
「Ventricular Fibrillation」は、心室に異常な電気信号が発生し、心室の筋肉がバラバラに興奮し始めた状態の不整脈です。3-5分続くと死に至る非常に危険な不整脈です。


次回は、徐脈性不整脈(Bradyarrhythmia) と期外収縮(Premature Contraction)を紹介します。

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