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症状の聴取を英語でするには?[循環器科編65]のサムネイル画像
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外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!


患者さんに一番近い存在の看護師は、「今日はどうされましたか?」から始め、症状を聞いて患者さんに起こっている健康問題の把握を行います。外国人の患者さんに対してもコミュニケーションを通して主観的情報を収集し、客観的情報と合わせて全身状態の把握が必要ですね。
今回は、心不全の症状の聴取に必要なフレーズを紹介します。

心不全(heart failure)とは、心臓のポンプ機能が低下して、全身に血液を送り出すことができなくなった結果、息切れ、呼吸困難、むくみなどの症状が出現した状態をいいます。
心不全はきちんと治療をしないと、再発を繰り返し、徐々に進行して重篤化します。医療従事者だけではなく、患者さん本人やご家族が、病気をきちんと理解し治療に参加することが大切です。
心不全の治療法は、①症状を軽くする治療、②心不全の原因を治す治療、③心筋や血管を保護する治療、④生活指導の介入など心不全悪化のきっかけを取り除く治療、の4つに分類されます。
看護師は、OLDCARTに沿った心不全症状のアセスメントを行い、迅速な状態把握と全身観察に努めます。

本日のレッスン

主な心不全の症状(Symptoms of Heart Failure)(5)

心不全の代表的な症状には、動悸や息切れ、呼吸困難、むくみなどがあります。
これらの症状は、(1)心臓のポンプ機能が低下して、血液を全身に送り出すことができないことで起こる症状と、(2)全身の血液がスムーズに流れず、血液の渋滞=うっ血から起こる症状に分けて説明することができます。

今回は、(1)血液を送り出す心臓のポンプ機能の低下による症状について紹介します。


*OLDCARTとは、Onset(発症)、Location(症状のある部位)、Duration(症状のある持続時間)、Character(症状の性質)、Aggravating/Alleviating factor(増悪・軽減要因)、Radiation(症状の広がり)、Timing(症状がいつ起こるのか)の頭文字をとった症状のアセスメントツールです。

心臓のポンプ機能低下による症状(Low of cardiac output)

4.四肢の冷感(Cold Extremities)・チアノーゼ(Cyanosis)
心臓のポンプ機能が低下し、心臓から全身へ送られる血液量が少なくなると、細い血管(末梢血管)に血液が行き渡らなくなります。その結果、唇、耳たぶ、手足の指先が冷たくなり、青色を帯びてきます。
「四肢の冷感」は「cold extremities」です。「extremities」とは「四肢」という意味です。
「チアノーゼ」は「cyanosis」です。「サイアノーシス」が英語に近い発音です。
代表的な「チアノーゼ」を表わす言葉とその例文を紹介します。

●Turning blue
「turning blue」は「青くなる」という意味です。特に、唇や指先は青や紫色に見えます。一般的には「blue」ですが、「purple(紫)」「gray(灰色)」「bluish(青っぽい)」「purplish(紫っぽい)」などの色も使われます。

•My lips turn blue.(唇が青い)
•My fingers turn blue.(指が青い)

5.尿量低下(Decreased urine output/Low urine output)
心臓のポンプ機能が低下し、心臓から全身へ送られる血液量が少なくなると、腎臓への血流量が減り、尿量が低下します。通常、大人の尿量はおおよそ1.0 L~1.5 L/日 です。
「尿量の低下」は「Decreased urine output」や「Low urine output」といいます。

●Oliguria
「oliguria」は「乏尿」という意味です。「オリグリア」が英語に近い発音です。
「乏尿」とは、1日の尿量が400mL/日以下になることをいいます。

●Anuria
「anuria」は「無尿」という意味です。
「anuria」の「an-」は、「ない」「無」という意味の接頭語です。
「無尿」とは、1日の尿量が50~100mL/日以下になることをいいます。

6.低血圧(Low Blood Pressure/Hypotension)
心臓のポンプ機能が低下し、心臓から全身へ送られる血液量が少なくなると、血圧が下がります。低血圧は「Low Blood Pressure」や「Hypotension」といいます。


次回は、血液の渋滞=うっ血から起こる症状を紹介します。

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