
今回は、職場での関係のお悩みについて考えていきます。患者さん、家族以外にも一緒に働くスタッフとの人間関係も大切になってきます。指導の仕方や報告の伝え方などを通して、円滑な関係を築くにはどうしたらいいのか考えます。
Q. 中途採用で入職してきた既卒看護師の指導担当になったのですが、自分よりも年上で経験もある人に対して、どのように指導を行ってよいのかわかりません。
A. キャリアを尊重しながら、できること、できないことを確認します。
相手も戸惑いながら仕事をしていることを理解する
既卒看護師は今までのキャリアに対する自信がある反面、その職場では新人同様で、慣れない新しい環境に適応するために膨大なエネルギーを使っています。病院文化ややり方、物品の違いなど、多くの戸惑いを抱えながらも、「経験者だからできるでしょ」というプレッシャーと戦わなければなりません。
さらに、若い頃に比べて覚えが悪くなっていると自覚しつつ、過剰に適応したり、「できますよ」と虚勢を張るなど、とにかく必死なうえに、年下から仕事を教わるストレスも感じているはずです。同じ立場の仲間も少ないので孤立もしやすく、今まで通りにいかないことが自信喪失につながるケースもしばしば見受けられます。こうした事例は、中途採用の既卒看護師のほか、配置転換でもよくみられます。
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