佐藤まりこ
執筆者の記事一覧外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
患者さんに負担がなく腎機能や尿路疾患の指標に用いられるのが尿検査です。
簡単な検査ですが、「おしっこ(尿)をカップに取ってきてください」だけでは説明は不十分なときがあります。特に、尿検査が初めての外国の患者さんに採尿方法を聞かれたらどうしますか?
今回からは、これだけは知っておきたい! 尿検査に必要なフレーズを紹介します。

本日のフレーズ
「尿検査をお願いします。これがその容器です。お名前とお誕生日が合っているか確認してください」
どんな検査も、患者さんのお名前とお誕生日が合っているか確認し、検体の取り違えを防ぎましょう。
さて、みなさんはどう英語で表現しますか?
次ページは、オススメのフレーズと解説です。

A Good Example-オススメのフレーズ
Please collect your urine sample.
This is a container for you.
Please make sure your name and date of birth is correct.
日本の医療現場でよく耳にする「尿=ハルーン(Hr)」は、英語ではありません。ハルーンはドイツ語が由来なので通じませんよ。
英語で「尿」は「Urine」です。
例えば、
●尿検査 - Urine Test
●尿カップ ー Urine Cup
●尿検体 - Urine Sample
●尿分析(検尿) - Urinalysis (Urine Analysis)
●尿培養 - Urine Culture
「採取する」は「Collect」を使いました。医療で使われる容器は「Container」がよく用いられます。日本語でも同じ意味で使いますね。
「your name and date of birth (お名前とお誕生日)」は、患者確認に必要な情報です。スムーズに質問できるよう慣れておきたいフレーズです。
患者さんに、直接尿カップに自分の名前を書いてもらう病院やクリニックもありますよね。患者さんにお願いする時には「Please」から始めましょう。
●Please write your name and date of birth on it. 「それに名前を書いてください」
おすすめのフレーズ内には、発音がよく似た「Collect」と「Correct」があります。
「L」と「R」の発音は、日本人には特に難しく練習が必要です。ぜひ、正しい発音を確認してください。

Quick Lesson-本日の豆知識-UA と UCx-
日本の医療現場と同様、略語はアメリカでもよく使われます。
例えば、尿検査の伝票によく書かれているのが「UA」「UCx」です。これは、「UA=Urinalysis」「UCx=Urine Culture」の略です。「x」の使い方が特殊ですが、慣れるととても便利です。
ほかにも「Hx」「FHx」「Rx」「Abx」など、日本ではあまり見慣れない略語が多くあります。これらについては、別の機会にご紹介します。
次回は、尿検査が初めてかどうか確認するフレーズを紹介します。
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