三宅貴夫
監修者の記事一覧日頃迷ってしまいがちな感染対策をクイズにしてみました。チャレンジしてみましょう。
Q.嘔吐・下痢の患者への対応後に必要な手指衛生で、最も適した方法はどれでしょうか?
- [1] アルコール擦式消毒剤
- [2] 手洗いとアルコール擦式消毒剤
- [3] 手洗い
解答・解説は次ページ!
正答
[2]手洗いとアルコール擦式消毒剤
解説
感染性胃腸炎を疑う場合には、原因はウイルス感染(ロタウイルス、ノロウイルス等)を想定することが多く、これらの病原体は消毒薬に対する抵抗性が比較的強いと考えられます。
そのためアルコールによる手指消毒では十分な効果が期待できない場合がありますので、正しい手技で石けんと流水による物理的な洗浄を行うことが効果的です。
また、アルコール(80v/v%)によりある程度ウイルスを不活化できるという報告がありますが、まず石けんと流水による手洗いが優先されます。
手洗い後にウイルス量をできる限り減少させるため、補完的にアルコール擦式消毒剤を使用することが最も適切な方法であるといえます。よって、(2)が正解です。
(『ナース専科マガジン』2011年1月号より改変利用)
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