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高齢者の手首骨折、進行したフレイルより骨の脆弱性を反映か

 高齢者に多い橈骨遠位端骨折(DRF、手首の骨折)は、骨の脆弱性を示す骨折として知られている。今回、国内の大規模データを用いた研究で、DRFは、進行した全身的なフレイルよりも、身体機能が比較的保たれた高齢者における骨のフレイルを反映している可能性が示唆された。また、DRF後は大腿骨近位部(股関節)骨折の発生率が高く、骨粗鬆症治療を開始する介入機会となる可能性も示された。研究は、静岡社会健康医学大学院大学と名古屋市立大学大学院医学研究科整形外科学分野の研究グループによるもので、柴田隆太郎氏、佐藤洋子氏、田中仁啓氏らが実施した。詳細は、8月27日付で「Journal of Bone and Joint Surgery」に掲載された。

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 高齢化が進む日本では、転倒に関連する筋骨格系疾患は要介護状態の主な原因となっている。DRFを受傷した人では、その後に別の骨粗鬆症性骨折を起こすリスクが高く、特に大腿骨近位部骨折は寝たきりや死亡などにつながる。一方、DRFが骨の脆弱性だけでなく、全身的なフレイルも反映するのかは明らかになっていない。そこで著者らは、静岡県の大規模な医療保険請求データを用いて、DRF後の死亡、二次骨折、要介護状態、入院などの長期予後を検討した。

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