看護研究をやらなくっちゃ
臨床で看護研究を行うきっかけは、輪番制で「自分の病棟の順番が回ってきたから」というのがほとんどでしょう。「看護研究が好き」で志願したというのはよっぽど物好きな方なのだと思います(失礼☆)。多くの方が管理者の命令で「やらされている」のが現状のようです。
業務の合間に研究をやらねばならず、気が重くなります。「早くやり過ごそうね~」と始めます。看護師さんは行動が速いです。日頃からそう訓練されているからです。患者さんのために瞬時に判断して体が動くのです。こうした看護師さんの特徴は研究活動にも反映されます。何を調べたいのかをじっくり詰める前に、アンケートなどをつくりはじめてしまうのです(アンケートはてっとりばやいというので好まれます)。そして対象者にばらまき回収します。ここまではものすごく早いです。でもそのあと、ハタと気づきます。「どうやって集計してまとめたらいいだろうね・・・・。」
看護研究は一方通行
看護師さんは看護しながら患者を観察してアセスメントし、その結果でまたよりよい看護を考えていきます。「情報収集→アセスメント→看護計画立案→看護実践→評価(アセスメント)」の看護過程を、1日単位・時間単位、ときには分単位でくるくると展開しているのです。これは看護師のもつすばらしい技術のひとつだと思います。
そして、看護研究も看護過程と似たようなプロセスで展開しているのです。看護研究のプロセスは
1. 現状の分析・研究課題の明確化
2. 研究計画の立案
3. データ収集
4. 分析
5. 結果・考察
です。
何となく看護過程に似ているでしょう?でも、決定的に違うところがあります。
看護過程がその時々の患者の状態に応じて臨機応変に方針転換するのに対し、看護研究では方針転換はなく、最初に研究課題(研究方針)を決めたら、それに沿って研究計画立案・データ収集・分析・結果・考察が一方通行に進むのです。これは研究に「論理一貫性(筋が通っていること)」が求められるからです。
具体例を上げましょう。
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