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陣田泰子

聖マリアンナ医科大学4病院 ナースサポート センター長(統括看護部長)

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“学習する組織”をめざす

法人・看護部理念のもと質の高い看護を提供

聖マリアンナ医科大学病院(以下、当院)の看護部理念は、「コア」と「ケア」そして「キュア」の3つが柱となっています。

看護師が患者の人格を尊重し、個別なニードに対応することで、患者がもつ潜在能力を引き出し、患者自身が自己の置かれている状況を理解して、それに立ち向かえるようにする「コア」、身体への直接的ケアという相互作用を通して、患者および家族、医療者の<成長・治癒・学習>の機会とする「ケア」、そして、治療を通して患者と家族を支援する「キュア」です。

法人理念である生命の尊厳(いのち)を中心に据え、この3つの柱に基づいて、最終的には「良質な医療」を提供することで、患者・家族の「健康回復の促進」をめざすものです(図1)。

図1:『コア・キュア・ケア・いのち』のモデル

図1:『コア・キュア・ケア・いのち』のモデル

この「コア・ケア・キュアによる専門的かかわり」は、1960年代から70年代に活躍した、アメリカの理論家リディア・ホールの理論をもとにしています。私たちは、患者満足・スタッフ満足・学習と研究・健全経営をめざし、人的資源・サービス提供・キャリア開発によるネットワーク形成を行い、スタッフを支え、専門職として質の高いケアの提供を促進する実践共同体*です。

看護の価値の体系化を図る

当院は“学習する組織”をめざし、臨床現場から学ぶことを推し進めてきました。マリアンナ看護実践システム(図2)は、看護の現場で今起きていること、実践してきたことを通して「経験の概念化、意味づけ」をすることが、当看護部のめざす「現場から学ぶこと」です。それは、先輩らが構築してきた「看護現場学」であり、当組織の特徴であり、こだわりです。

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