
あなたの「看護観」とは?
「看護って、何なんだろう?」看護師になって、経験を重ねる毎に、その答えは自分の中で変わり続けています。卒後20年以上の、"超ベテラン"のナースの方々に、自身の「看護観」について聞いてみました。多くの経験を積み、沢山の患者さんと関わってきたからこそわかる、看護観とは・・・?

私にとって、「看護」とは・・・
患者さんを理解し、思いを尊重すること
自分だったらどうしてほしいかを常に考える
自分の口から言えない人、ICUなどで、挿管されいる人、失語症で発語ができない人、高齢者等の言葉が出ない人の思いを考えて、何がしてほしいのか、何かを訴えてるのか、常に考えてあげれること。
自分だったらどうしてほしいかを常に頭の中で考え、実行できること。
そして、それらの症状が早期発見でき、予防につながる事。
看護は悪化する前に症状をみきわめることだと思います。そのためには、常に学習をしていきたいと思います。
患者さんの力量を見極める
ナイチンゲールの看護のものさし全般当てはまりますが、特に患者が持てる力健康な力を発揮できるよう援助することを重要視します。現在整形外科に勤務しているせいもありますが。
お年寄りは特に人に頼りがち。
靴が履けるのに、「履かせて。。」とか側にあるティッシュを「取って。」とお願いされますが、特別でない限り一度は患者自身に行っていただいています。
どこまでできてなにができないかを見極める力が看護の観察力ではないでしょうか。
援助はそこから始まると考えています
「介護」と「看護」は違いますよね。色々な経験をしてきた超ベテランナースだからこそわかることも・・・
患者さんの素を引き出す
就職し数年経って、いつも明るく笑顔が素敵な看護師の友人が、患者さんやスタッフから信頼されていました。
もちろん専門職の内容の濃い知識や技術は必要です。それ加え、人に好感を与え、前向きな気持ちにさせる仕事が看護だと思います。
母親が家族の体調の変化にすぐ気づくように、病院では看護師が一番に気づきたいです。
そのために、素の患者さんに近づくため、人に好感を与え、前向きにさせられるように接したいです。
患者さんとの会話を通して、よりよい看護をする
内科の病棟が長かったせいか、どうしても相手に寄り添った看護が一番大事だと思って来ました。
人それぞれ生まれた環境も育った環境も皆違います。今暮らしている環境もこれからの環境も皆様々です。
病気を治すのは医者ですが、その手助けをするのが看護だと思っています。
ですから患者さんが何を望んでいるのか、その思いに寄り添う事でより良い看護が出来ると考え、私は患者さんと出来る限り会話とするよう心がけています。
「看」の字が持つ意味
福祉施設で働いていた経験から、老人看護は「予防に勝る治療はない!!」。まさしくその通りと常々思っていた。
後追い看護で処置にばかり追われていたのでは患者さんの苦痛をとるどころか益々悪化の一途をたどってしまう。
褥瘡予防、感染症予防、誤嚥の予防、関節拘縮の予防、骨折予防、事故防止・・・と、上げればきりがない。療養上の世話という部門では、まさしく主体的に動けるやりがいのある職業である。
勿論、最新のエビデンスにもとづく知識と看護技術を身につけておかなければならないことは言うまでもない。
高齢者の方は残り少ない人生「生きていてよかった」と思って頂くためにも、新たな苦痛を伴う病状を発症させてはならないと思う。
看護の「看」の字のごとく”手と目”そして心のある”聴く”。全身のアンテナをフル稼働させながら、看護師という仕事に誇りをもって行きたい。
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