大動脈内バルーンパンピング
だいどうみゃくないばるーんぱんぴんぐ
だいどうみゃくないばるーんぱんぴんぐ
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大動脈内バルーンパンピング(intra aortic balloon pumping:IABP)とは、心臓のポンプ機能を一時的に補助するための医療装置のこと。大腿動脈を介してバルーンカテーテルを下行大動脈に挿入し、バルーンをリズミカルに拡張・収縮させることで冠動脈への血流の増加を促し、心臓への酸素供給を向上させる。
機械的合併症による心原性ショックを認める患者、治療抵抗性の心原性ショックを認める患者、再灌流療法後にも心筋虚血が遷延する患者で使用が考慮されるが、心原性ショックに対してルーチンに用いることは推奨されない1)。
IABPを使用する患者の看護では、バイタルサイン(循環動態)や刺入部の観察のほかに、同一体位による苦痛の軽減と褥瘡予防に努めることが大切である。また、合併症として、下肢虚血、動脈損傷、血行障害、感染、バルーン破裂(損傷)、出血、貧血、抗凝固などが生じることがあり、異常がみられた場合は速やかに医師へ報告することが求められる。
石原正治:IABPによる循環補助の有用性と限界.心臓 2020; 52 (5):468-72.
林 洋
東京有明医療大学
(監修)
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