ハイリスクアプローチ
はいりすくあぷろーち
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ハイリスクアプローチとは、公衆衛生における予防戦略の1つであり、健診などで疾患の発症リスクが高い対象者や、既に疾患を有する者を抽出し、個別に介入することで、疾患の早期発見や重症化を防ぐ考え方である。これに対して、対象を限定せず集団へ広く働きかけ、リスクを低減させようとする考え方を「ポピュレーションアプローチ」という。
この考え方は、発症予防(一次予防)、早期発見・治療(二次予防)、重症化・再発予防(三次予防)のすべてに応用できるが、主な目的は「二次予防」や「三次予防」に置かれる。対象となるのは、高血圧、糖尿病、脂質異常症など基礎疾患がある人や、喫煙や肥満といったリスク因子をもつ人々である。
リスクが高い対象に絞って介入するため、効率的に発症を防げるというメリットがある一方、患者さん自身の自己管理が不可欠であり、個別性を踏まえた継続的な支援が必要となる。
看護師には、病態の理解や個別性のあるケアの中に「予防」という視点を組み込むことが求められる。具体的に介入する場面としては、検診の異常所見がある人への受診の促し、疾患をもつ患者さんの生活指導、服薬支援、合併症管理などが中心となる。患者さんの生活背景を捉え、行動変容を継続的に支援することが、患者さんの健康寿命の延伸やQOL向上へと繋がる。
林 洋
東京有明医療大学
(監修)
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(執筆)
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