EBN
いーびーえぬ
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EBN(Evidence Based Nursing、根拠に基づく看護)とは、研究結果などの科学的根拠をもとに、看護師の臨床経験や患者さんの価値観や希望を統合して、最適な看護を検討・実践するための考え方を指す。
医療分野で広まったEBM(Evidence Based Medicine、根拠に基づく医療)の概念を看護に発展させたものであり、患者さんの生活背景や意向に寄り添い、個別のケアに反映させる点が特徴である。
臨床では、経験や慣習のみに基づくケアが継続されている場合があるが、それが必ずしも患者さんや家族にとって最善の選択であるとは限らない。そのため、質の高いエビデンスを基盤に、看護を実践する視点が重要となる。
一方で、エビデンスのみでは個々の多様な背景を十分に反映できないケースもあるため、臨床経験や患者さんの意思を含めて総合的に判断することが求められる。
例えば、ガイドライン上では外科的デブリードマンが適応となる褥瘡であっても、終末期の患者さんにおいては急変リスクが高く、侵襲を伴う治療を患者さんや家族が望まない場合がある。
その際、看護師は患者さん・家族の意向を主治医へ共有する橋渡しとしての役割が求められる。疼痛やADL、自施設で実施可能なケアなどを踏まえ、患者さんのQOLを尊重した個別性のある看護実践へと繋げていくことが重要である。
林 洋
東京有明医療大学
(監修)
山﨑博貴
(執筆)
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