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用語の説明

ポーズとは、人工呼吸器における吸気終末休止のこと。

肺における肺胞換気量と肺毛細管の血流量の比を換気/血流比といい、血流はあるが換気が不十分だと低値になる。そういったとき、吸気終末に吸気弁と呼気弁の両方を閉じて一時的に閉鎖回路にし、休止時間(ポーズ時間)を設けると換気量が増え、換気/血流比の不均衡が是正される。患者が息を吸ったまま吐くのを堪えているような状況を作ると考えるとよい。

換気/血流比の低下は、何らかの原因により、それぞれの肺胞で膨らみやすさの差が大きくなったときに生じる。そうなると、人工呼吸器で陽圧換気を行っても、膨らみにくい肺胞が十分に膨らまないまま呼気が始まってしまい、換気/血流比も低値のまま改善されない。吸気終末休止を行い、膨らみにくい肺胞でもしっかり膨らむ時間を作ることで換気を促すことが必要となる。

吸気終末休止は人工呼吸器の量規定換気(volume control ventilation:VCV)で設定できる。吸気時間の10%程度を目安とする。

執筆・監修者

林 洋

東京有明医療大学

監修

中村充浩

有明医療大学看護学部看護学科

執筆

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