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石川 環(いしかわ たまき)

岩手県立大学大学院看護学研究科 博士前期課程

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小島 直樹(こじま なおき)

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痰の吸引を行なう上でなんとなく行なっていることを再確認しましょう。具体的なポイントを解説します。


「2時間ごとの吸引」というルーチン業務には、根拠がなかった!

教科書などには「2時間ごとの吸引」という記述も見られますが、この数字に根拠はありません。

吸引は侵襲性の高い手技で、低酸素血症、気管支損傷や無気肺などの合併症を起こすこともあります。患者さんに大きな苦痛を与える処置であるため、不必要な吸引は避けるべきで、アセスメントのない定期的な吸引は適切とはいえません。

ただし、長時間吸引しないことによって、分泌物が貯留して気道が閉塞したり、低酸素状態、換気量の低下、呼吸苦などを生じさせてはいけません。

ルーチン業務として行うのではなく、きちんとアセスメントした上で必要であると判断された場合に、吸引を実施しましょう。

「吸引の適応条件」として参考になるガイドラインって?

吸引の適応となるのは、

①気管切開や気管内挿管などの人工気道を用いている患者さんや、

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