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野原 幹司(のはら かんじ)

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余分な力を必要としない援助技術の総まとめとして、これまで解説していなかった小さなポイントを紹介します。


体位交換時に患者さんを持ち上げずに水平移動するには?

  1. ●患者さんの身体の中心に立ち、ベッドバンパーに膝をつけます
  2. ●上半身の支えは肩甲骨下部とウエスト、下半身の支えはウエストと大腿部に、看護師の両腕を肘まで挿入します
  3. ●患者さんの背部を通って身体の向こう側に渡った看護師の手は、手掌で患者さんの身体を包むように、身体をしっかり固定します
  4. ●看護師は、身体を後ろに回転させるように、膝と肩幅に開いた足底を固定したまま腰を落としていきます。すると、患者さんの身体が手前に引き寄せられます

患者さんを水平移動するには、てこの原理とトルクの原理を活用します。

ポイントは2つあります。

  1. ●看護師の上肢は、臥床した患者さんの身体の下に腕の角度が90度になるまで差し込むこと
  2. ●自分と反対側にある患者さんの体側を抱えるようにすることで、患者さんの身体を看護師側に浮かせること

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