佐藤まりこ
執筆者の記事一覧外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
患者さんが緊張する身近な処置の1つに採血があります。採血をする看護師は、患者さんの緊張を和らげ、正確・安全に検体を採取することが求められます。
これだけは知っておきたい! 採血に必要なフレーズを紹介します。

本日のフレーズ
「アルコールを使いますよ。消毒しますね~」
採血する血管が決まったら、アルコールで消毒しましょう。アルコールアレルギーの最終確認ができるフレーズを使っています。
次ページは、オススメのフレーズと解説です。

A Good Example-オススメのフレーズ
I am going to use alcohol, OK? I will clean up.
「Alcohol」は発音に注意でしたね。「アルコール」では通じません。「アルコホール」が正しい発音に近いです。
「I am going to use alcohol, OK?」は、「今からアルコール使いますよ(いいんですよね?)」というニュアンスがあり、アルコールアレルギーの最終確認を含んでいます。
事前にアレルギーの有無を確認しても、アルコールの消毒綿を見たり、においを嗅いで「あっ、アルコールだめだった!」と思い出す患者さんが時々います。
「消毒する」に「clean up」というsimpleな表現を使いました。
辞書を調べると、「消毒する」は「Sterilize」や「Disinfect」などが出てきます。でも、どちらかというとこれらの言葉は器具や衣類の消毒時に用いられ、細菌・真菌・結核菌・HIVや肝炎などのウイルスも消毒・滅菌するニュアンスが含まれています。
もちろん、アルコールだけではそこまでの消毒力はないので、「clean up」という「きれいにする」に近い表現を使いました。

Quick Lesson-本日の豆知識-Sterilizeの語源は?
「Sterilize」を辞書で調べると、「消毒する」以外に「不妊にする」と載っています。実は「Sterilize」の語源は「生殖能力を破壊する」なんです。確かに、対象を菌やウイルスにすると、「消毒」や「滅菌」になりますよね。
次回は、採血が難しそうな患者さんに手を握ってもらうときのフレーズです。
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