佐藤まりこ
執筆者の記事一覧外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
患者さんが緊張する身近な処置の1つに採血があります。採血をする看護師は、患者さんの緊張を和らげ、正確・安全に検体を採取することが求められます。
これだけは知っておきたい! 採血に必要なフレーズを紹介します。

本日のフレーズ
「血管、細いですね~。手をギュッと握ってください。
何回か開いたり閉じたりしていただけますか?」
血管が細くて難しそう……。そんなときは、グーパーグーパーを繰り返してもらいましょう。
さて、みなさんはどう英語で表現しますか?
次ページは、オススメのフレーズと解説です。

A Good Example-オススメのフレーズ
Your vein is so tiny.
Can you make a fist, and open and close several times for me?
日本語では「血管が太い・細い」と表現しますが、英語では「血管が大きい・小さい」というようです。
例えば、
●You have small veins.「血管、細いですね」
●Wow! You have a huge vein!!「めっちゃ太い血管ですね!」
「手をギューと握る」「こぶしを作る」は「make a fist」を使いました。「fist」は「こぶし」という意味です。
「開いたり閉じたり」は、そのまま「open and close」というsimpleな表現を使っています。
さぁ、最後に「for me?」が出てきました。「Please」と同様に、丁寧な表現でしたね。 お願いするときは、丁寧な表現「Please」や「for me」を忘れないようにしましょう!

Quick Lesson-本日の豆知識-
こぶしを握ってグーパーはダメ???
実は、今回紹介した「ギュッと握ってグーパー」は、推奨されていません。
2008年の「The Annals of Clinical Biochemistry」によると、“ギュッと握る行為は、筋収縮によりカリウム値(K)を上昇させ、採血データーを狂わせる”と発表されました。
「ギュー」ではなく、軽くこぶしを握ることが推奨されています。でも、“採血の難しい患者さんは仕方ないよね……”という暗黙の了解は、日本もアメリカも同じです。
次回は、いよいよ針の挿入です。刺すときの声かけを紹介します。
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