佐藤まりこ
執筆者の記事一覧外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
患者さんが緊張する身近な処置の1つに採血があります。採血をする看護師は、患者さんの緊張を和らげ、正確・安全に検体を採取することが求められます。
これだけは知っておきたい! 採血に必要なフレーズを紹介します。

本日のフレーズ
「ここら辺を刺しますよ。ちょっとチクッとしますよ」
さぁ、いよいよ採血です! 患者さんに、どの辺りを刺すか伝えて、ちょっとチクッとする心の準備を事前に伝えましょう。
さて、みなさんはどう英語で表現しますか?
次ページは、オススメのフレーズと解説です。

A Good Example-オススメのフレーズ
I am going to poke here. You may feel a little sting, ok?
「針を刺す」に「poke」を使いました。
日本語の医療英語サイトでは「insert the needle」がよく使われていますが、実際の医療現場では、「poke」をよく耳にします。
「insert the needle」は直訳すると「針を挿入する」です。教科書的すぎる言い方という印象があります。
「poke」は「突っつく」という意味があり、Facebook の機能でもお馴染みですよね? 「ねぇねぇ、ツンツン」というコミュニケーション代わりに使われています。採血の場面では、「poke」は「針を刺す」という意味で使われます。
「チクッと」には「sting」を使いました。「sting」は昆虫の針やトゲという意味があり、ハチにチクンとやられることを「bee sting」といいます。
「You may feel a little sting」と言うと、だいたいの患者さんは顔をそむけたり、目をつぶってじっとしてくれますが、中には「OUCH!」とけっこう大きな声を出す人もいます。痛みに耐える日本人と痛みを表現する外国人の文化の差が垣間見れる瞬間です。はじめはビックリしますが、いつも通りの採血を心掛けてくださいね。

Quick Lesson-本日の豆知識-英語では「蚊に噛まれる」!?-
「「ハチに刺される」は「bee sting」ですが、「蚊に刺される」は、「mosquito bite」です。「bite」は「噛む」という意味です。
日本でも「蚊に刺される」「蚊に食われる」「蚊に噛まれる」派に分かれているようですが、英語圏は「蚊に噛まれる」派なんですね。
次回は、採血中の気まずい沈黙を避ける気遣いの一言を紹介します。
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