心理療法士が親を亡くす子どもにどうアプローチし、かかわっていくか。後編では、前回の事例で紹介した、がん末期の母親の看取りの場面でのかかわりと、もう一つの事例を紹介します。
子どもの生活感覚を尊重し看取りの時期を過ごす
(前回からの事例の続き)
身体的状況が切羽詰まってきており、主治医からはできるだけ早く子どもに母親の病状を伝える必要があることが示された。今の状況では主治医よりも夫と筆者から伝えるのが子どもにとって理解しやすいであろうと判断した。
いつものように遊びながら、子どもたちと母親の病気の話をする。「お母さんは今もすごく頑張っているけれど、病気のほうが強くなってきていて、死んでしまうかもしれないこと、お話しできないけど声は聞こえていること、病気は誰のせいでもないこと」を会話に織り交ぜながら話した。夫からも、事前に「お母さんの病気はすごく悪くて危険な状況にある」ということは伝えてあった。
母親と今一緒にできることとして、「『家族の手形』を色紙にするのはどうかと考えているけれど、みんなはしてみたいと思う?」と提案すると、子どもたちは賛成した。Aさんの好きな色を3人で考えて、それぞれの好きな色を手に塗って手形を押した。3人は病状や死期が迫っていることに関して実感がわかない様子で、数日後にある修学旅行や介護体験の授業が楽しみと話して帰った。
母親が亡くなった日、子どもたちは――
\ この記事をシェアする /


![[医療改革] 自治体病院が危機的状況、国へ緊急要望 全自病開協・全自病協](/_next/image/?url=https%3A%2F%2Fimages.microcms-assets.io%2Fassets%2Feb0d1a2254c045f4b87e572f39f0244f%2F147015bae3574ded81b01c90e7523ada%2F%25E5%258C%25BB%25E7%2599%2582%25E6%2594%25B9%25E9%259D%25A92-0831.png&w=3840&q=75)
![[医療改革] 中医協がOTC類似薬の議論に着手、診療側は医師の負担増を懸念](/_next/image/?url=https%3A%2F%2Fimages.microcms-assets.io%2Fassets%2Feb0d1a2254c045f4b87e572f39f0244f%2F3113ced9e28d4cda994e6ab1f7a8f226%2F%25E5%258C%25BB%25E7%2599%2582%25E6%2594%25B9%25E9%259D%25A90831.png&w=3840&q=75)
![[医療提供体制] アレルギー疾患対策推進、指針改正案を協議会が承認](/_next/image/?url=https%3A%2F%2Fimages.microcms-assets.io%2Fassets%2Feb0d1a2254c045f4b87e572f39f0244f%2F2a1fc8fb756c4596a1983b1a6df2c37e%2F%25E5%258C%25BB%25E7%2599%2582%25E6%258F%2590%25E4%25BE%259B%25E4%25BD%2593%25E5%2588%25B60831.png&w=3840&q=75)
![[介護報酬] 介護人材確保に向け賃金水準の底上げは喫緊の課題 意見相次ぐ](/_next/image/?url=https%3A%2F%2Fimages.microcms-assets.io%2Fassets%2Feb0d1a2254c045f4b87e572f39f0244f%2F0605755b1410462eaace4bc1f47b06bc%2F%25E4%25BB%258B%25E8%25AD%25B7%25E5%25A0%25B1%25E9%2585%25AC0831.png&w=3840&q=75)












