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症状の聴取を英語でするには?[消化器編38]のサムネイル画像
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外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!


患者さんに一番近い存在の看護師は、「今日はどうされました?」から始め、症状を聞いて患者さんに起こっている問題の把握を行います。外国人の患者さんに対してもコミュニケーションを通して主観的情報を収集し、客観的情報と合わせて全身状態の把握が必要です。

今回は、腸の疾患:大腸がんのリスク要因・症状・事例を紹介します。

大腸がんは、「colon cancer」または「colorectal cancer」といいます。
colorectal cancerは直訳すると「結腸直腸がん」ですが、「大腸がん」と訳するのが一般的です。

大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)にできるがんであり、日本人が最も多くかかるがんです。大腸がんは、早期発見・早期治療により9割以上が治るといわれています。早期発見のため40歳からの定期的な検診を勧め、大腸がんのリスク要因についての理解を促し、リスクを軽減していく教育的なかかわりが重要視されています。

本日のレッスン

主な大腸がんのリスク要因(Risk factors of colon cancer): Lifestyle③

Colon cancerのリスク要因を知ることは、問診時の情報収集や生活習慣の改善など教育的なかかわりを実施する上で重要な知識です。Colon cancerのリスク要因をGeneral(一般的)・Genetics(遺伝的)・Lifestyle(生活習慣)の3つに分けて紹介します。

今回もLifestyle(生活習慣)の要因についての解説です。

主な大腸がんのリスク要因(Risk factors of colon cancer): Lifestyle③

5.食事 (Diet)
 赤身の肉(牛肉・豚肉・羊肉など)や加工肉(ホットドック・ソーセージ・ベーコンなど)を食べると大腸がんのリスクが増えるといわれています。最近の研究では、1日あたりベーコン1枚を食べても大腸がんのリスクが20%上昇するという結果が報告されています。赤身肉や加工肉の食べる量や回数を減らし、食物繊維を多く摂ることで大腸がんのリスクを減らしていく食生活が勧められています。

患者さんへの説明には以下の文が使えます。

•Red meats,(such as beef, pork, lamb)and processed meats,(like hot dogs, sausage, beacon)increase your colorectal cancer risks.
(牛・豚・羊といった赤身の肉やホットドック・ソーセージ・ベーコンといった加工肉は大腸がんのリスクを高くします)

•A diet high in fiber (like vegetables, fruit, and nuts) helps prevent colon cancer.
(野菜や果物、豆類といった食物繊維が豊富な食べ物は大腸がんを予防します)

本日のマメ知識

How does processed and red meat cause cancer?
(赤身肉と加工肉ががんの原因になる仕組みとは?)

赤身肉と加工肉ががんの原因になる仕組みは、3つの化学物質が関与しているようです。
1つは赤身肉に含まれる赤い色素「ヘム(haem)」です。
2つ目は加工肉の品質維持のため防腐剤として使われる「硝酸塩と亜硝酸塩 (nitrates and nitrites) 」です。
3つ目は肉を高温調理する際にできる焦げの部分に多く含まれる「複素環式アミンと多環式アミン (heterocyclic amines and polycyclic amines)」です。

この3種類すべてが腸にダメージを与え、長年にわたりダメージが積み重なるとがんのリスクが高くなるそうです。
朝は毎日ベーコンやソーセージといった習慣がある人は、ぜひこの機会に「a meat free day」を作ってみてはいかがでしょうか?


次回からは、大腸がんの症状を紹介します。

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