佐藤まりこ
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外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
患者さんに一番近い存在の看護師は、「今日はどうされましたか?」から始め、症状を聞いて患者さんに起こっている健康問題の把握を行います。外国人の患者さんに対してもコミュニケーションを通して主観的情報を収集し、客観的情報と合わせて全身状態の把握が必要ですね。
今回からは、これだけは知っておきたい! 循環器症状の聴取に必要なフレーズを紹介します。
症状の把握には、OLDCARTを用いて問診を行います。
OLDCARTとは、Onset(発症)、Location(症状のある部位)、Duration(症状のある持続時間)、Character(症状の性質)、Aggravating/Alleviating factor(増悪/軽減要因)、Radiation(症状の広がり)、Timing (症状がいつ起こるのか)の頭文字をとった症状のアセスメントツールです。
本日のレッスン
循環器の3大疾患:急性心筋梗塞・不整脈・心不全のおもな症状に関するフレーズを紹介します。
今回は、急性心筋梗塞の症状③です。
「今日はどうされましたか」と尋ねても、患者さんの訴えがわからないと困りますね。
今回は、前回に引き続き循環器の3大疾患の1つである「急性心筋梗塞」の症状について、患者さんがどのように表現するかを紹介します。
循環器アセスメントに必要な循環器症状に関するフレーズ
急性心筋梗塞の症状③
胸部不快感
「胸は痛くないけどなんか胸がモヤモヤする」「胸焼けをしているような感じがする」は、「胸部不快感」の症状を示す表現です。特に女性や高齢者は、心筋梗塞を発症していても「胸痛はない」と訴えるケースが多いので「胸部不快感」の症状は要注意サインです。
●Discomfort
「discomfort」は「不快感」「気分が悪い」という意味です。
・I have been having chest discomfort for the past 3 days. (3日前からずっと胸の不快感がある)
●Heartburn
「heartburn」は「胸焼け」「胸のムカつき」という意味です。
・I have been having heartburn since last night. (昨日の夜から胸焼けがしている)
放散痛
心筋梗塞の痛みは必ずしも胸に現れるとは限りません。肩、腕、背中、あご、奥歯など心臓とは全く関係ない場所に痛みが生じることもあり、こうした痛みを「放散痛」といいます。
●Radiating pain
「radiate」は「放出する・放射状に伸びる」という意味です。医療現場では「放射線」を「ラジ」と言ったりします。この「ラジ」は「放射線」という意味の「radiation」に由来します。
・I have chest pain that is gradually radiating the way down to my left arm. (胸の痛みが徐々に左腕に広がっている)
・My tightness in my chest is radiating to my neck, jaw, and back tooth. (胸の圧迫感が首やあご、奥歯に広がっている)
・My neck pain is radiating to shoulder blade.(首の痛みが肩甲骨まで広がっている)
恋の始まり? 一目ぼれには……
愛の告白は「I love you」だけではありません。一目ぼれして好きな気持ちを伝えたいときにピッタリな表現が、「I have a cruch on you」です。「crush」は「衝突」や「大破」という意味でしたね。恋愛で使う場合には、「壊れるほど好き」というわけではなく、「好きになっちゃった」といった感じです。海外ドラマの女子トークでよく耳にするかもしれませんね。
次回は、循環器の3大疾患の1つ「急性心筋梗塞」の症状④「吐き気・嘔吐」を紹介します。
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