
術前の口腔衛生状態は術後にも影響する
みなさん、こんにちは。今回のテーマは、前回の続編の「外科手術の周術期管理と口腔ケア(その2)」です。その1では、「外科手術周術期におけるオーラルマネジメント」のなかで、全身麻酔周術期のオーラルマネジメントについてお話させていただきましたが、今回は外科手術の視点からお話させていただきます。
当院での手術周術期の口腔ケア・管理のタイミングを図1に示しました。私たちは、他の病院で行われている周術期管理とやや異なる方式を採っています。通常は、外科医より依頼されて口腔管理を行う方式ですが、当院では周術期センターに常駐した歯科衛生士が、口腔管理の必要性を口腔チェックにより、かかりつけ歯科へ通院するか、口腔外科外来を受診させるか、そのまま手術可能かをトリアージします。これを口腔トリアージ方式と呼んで布教しています。

何らかの形で術前歯科(口腔外科)受診が必要なトリアージ率は、外科系総合で図2のように2割程度となっています。看護師さんは、この割合を念頭に、周術期(とくに術前)のオーラルマネジメントを計画する必要があります。術前の口腔衛生状態の不良は、術後にも影響するということを心してください(術前きれいにしていれば、術後もしばらくは維持できる、そして、術前に不良な患者さんほど、術後も不良になるのが早い)。
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