皮膚症状がなかなか改善しない患者さんにふだんの様子を伺ってみると、誤った塗り方を続けている方が少なくありません。薬効を得るためには塗布量を守ることが大切です。
外用薬の“適正量”
外用薬の適正量は「1 finger-tip unit(FTU)」※1を目安に決められています。
※11FTU=人差し指の第一関節分(約20~30mm)=0.5g弱
塗布量が足りないと、薬剤の効力は発揮されません。
特にステロイド外用薬の場合は、塗布量の約1~2%とわずかしか経皮吸収されないため、適正量を守ることはとても重要です。
塗布量の目安
FTUで計算した各部位の塗布量の目安を下表に示します。

表 外用薬の塗布量の目安
実際にこの量で塗ってみるとべたつきが残るため、日本人の場合はこれよりもやや少なめでよいといわれています。
適量を確認したいときは、塗った部分にティッシュペーパーをのせてみてください。ティッシュペーパーが肌に付着し、落ちなければ適量といえます。
小児の塗布量も表面積からおおよその見当をつけることができます。
例えば「顔面と頸部」に塗る場合、成人の目安は2.5FTUですが、乳児であれば1FTUで十分です。
※続いて、「外用薬を併用する場合、どの順番で塗るべき?」について解説します。
外用薬を併用する場合、どの順番で塗るべき?
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