
チームで実践するがんのリハビリテーションとはどんな機能を有し、どんな効果が期待できるのでしょうか。
実際に多職種チームでがんのリハビリテーションを展開している聖隷浜松病院を訪ね、取り組み方や成果を聞きながら、さらにがんのリハビリテーションに関する疑問・質問に答えてもらいました。
終末期の患者さんのQOLを向上させたい
JR浜松駅を最寄り駅にする聖隷浜松病院は、静岡県西部エリアの中核病院として地域の急性期医療を担っています。
地域がん診療連携拠点病院の指定を受ける同院では、緩和ケア病床(14床)を有し、がん患者さんとその家族の心と身体の苦痛を和らげることを目的に、さまざまな取り組みを実施してきました。
現在、多職種によるチーム医療で実績を上げているがんのリハビリテーションもその一つです。
がんのリハビリは、緩和ケアチームとリハビリ科医師・セラピスト(リハビリ療法士)との合同カンファレンスなどを通じて、患者さん一人ひとりの事例に沿って多職種で検討を行い、目標をお互いに確認しながら介入しています。
最近では、緩和ケア病床を含む病棟での毎週の症例カンファレンスにリハビリ科医師やセラピストも参加するようになりました。
「ただし、この形が初めから定まっていたわけではありません。患者さんの側に立って考え、試行錯誤するうちに現在の形にまとまってきたのです」と語るのは、緩和ケアサポートチーム専従看護師として活動するがん看護専門看護師の番匠千佳子さんです。
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