佐藤まりこ
執筆者の記事一覧外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
患者さんに負担がなく腎機能や尿路疾患の指標に用いられるのが尿検査です。
簡単な検査ですが、「おしっこ(尿)をカップに取ってきてください」だけでは説明が不十分なときがあります。特に、尿検査が初めての外国の患者さんに採尿方法を聞かれたらどうしますか?
これだけは知っておきたい! 尿検査に必要なフレーズを紹介します。

本日のフレーズ
女性の方へ
「採尿前に陰部を消毒綿できれいに拭いてください」
男性の方へ
「採尿前に陰茎の先を消毒綿できれいに拭いてください」
Clean-Catch Method(中間尿採取法)の手順に沿って説明します。今回は、陰部の消毒の仕方を紹介します。
さて、みなさんはどう英語で表現しますか?
次ページは、オススメのフレーズと解説です。

A Good Example-オススメのフレーズ
女性の方へ: Ma’am, you need to clean the vaginal area with sterile wipe before you catch urine.
男性の方へ: Sir, you need to clean the tip of penis with a sterile wipe before you catch urine.
「女性の方」には「Ma’am」、「男性の方」には「Sir」を使いました。「Ma’am」は「Madam」の短縮形で「マム」と発音します。
この「Ma’am」「Sir」は、相手に敬意を払う言い方で、日常よく耳にする言葉です。 特に、名前がわからない目上の方や、メール・手紙にも「Dear Sir/Madam」を使います。
「きれいにする」は、日本でもお馴染みの「clean」を使いました。
「陰部」には「vaginal area」、「陰茎の先」には「tip of penis」を使いました。
「tip of」という表現は、「とがったものの先」という意味があります。
例えば、舌の先は「tip of the tongue」です。体の部位以外にも、氷山の一角は「tip of the iceberg」といいます。
「消毒用ガーゼ」は「sterile wipe」を使いました。

医療現場でよく使われる言葉に「消毒」「滅菌」がありますよね。英語では「sterile」です。
実は、「sterile」は非常に発音が難しい単語の1つです。実際に耳にすると、日本人には「ステロー」と聞こえるでしょう。
私自身、発音を間違えて覚えていたため、「sterile gloves (滅菌手袋)」が通じなくて大変苦労した苦い経験があります。ぜひ、正しい発音を確認して使ってください。
次回は、フタ付きの滅菌容器の取り扱いに関するフレーズを紹介します。
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