佐藤まりこ
執筆者の記事一覧外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
輸液は、体液の管理・栄養の管理・薬剤の投与や緊急時の血管確保などの目的で使用し、外来・病棟ともに使用頻度の高い処置です。静脈留置針の穿刺は痛みを伴うため、患者さんに一つ一つ手順を説明し、緊張を和らげながら点滴をはじめることが大切です。
そこで今回からは、これだけは知っておきたい! 点滴をはじめるときに必要なフレーズを紹介します。
本日のフレーズ
「おはようございます、看護師の佐藤です。これから点滴をはじめますね。お名前とお誕生日をお願いします」
まずは、あいさつと自己紹介をして、これからはじめる処置が何かを伝えましょう。
さて、みなさんはどう英語で表現しますか?
次ページは、オススメのフレーズと解説です。
A Good Example-オススメのフレーズ
Good morning, my name is Sato.
I am one of the nurses. I am going to start an IV.
Can I have your name and date of birth please?
自己紹介は、「My name is (名前)」や「I am (名前)」が一般的です。
「私は看護師です」には、「I am one of the nurses」を使いました。
心電図編でも紹介しましたが、直訳すると「私は看護師の中の1人」という意味です。部屋持ち担当ではないときなどに、自己紹介として使えるフレーズです。
担当患者さんの場合は、「I am your nurse today」を使うといいでしょう。
「点滴をはじめる」は「start an IV」を使いました。「IV」は、「Intravenous(静脈内)」の略語として、日本の医療現場でもお馴染みですよね。
「start an IV(start IVでも可)」は、「静脈留置針を入れて点滴をはじめる」ことを指しています。ほかにも「get an IV in」を使ったりしますよ。
患者確認のフレーズは、以前に紹介したフレーズを使っています。「your name and date of birth」は、セットで覚えておくことをお勧めします。
Quick Lesson-本日の豆知識-
「piggyback」ってなんだ?
点滴の伝票には、主にメインと側管のオーダーが書かれていますよね。
英語でメインの点滴は「primary bag」やそのまま点滴の名前を使います。例えば「NS(Normal Saline)」や「LR(Lactated Ringer)」、「D5W(5% Dextrose in water=5%ブドウ糖液)」です。
側管の点滴は「second bag」や「piggyback」といいます。もともと「piggyback」は「おんぶする」という意味ですが、側管から点滴をつなぐ方法をpiggyback 法といい、いつしか点滴そのものを「piggyback」と言うようになったようです。
次回は、アレルギー歴に関する質問のフレーズを紹介します。
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