大八木秀和
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救急搬送された64歳男性。心筋梗塞が疑われたため、12誘導心電図をとりました。胸部症状はあるものの、明らかなST変化はわかりにくいという状況でした。そこで、ニトロペン投与後、再び12誘導心電図をとるよう医師から指示がありました。
5分後、再び12誘導心電図をとろうと考えていたら、医師が 「この状態で今すぐ心エコーするから、胸についている電極シールを動かしてほしい」と言いました。
さて、あなたがとるべき正しい行動はどれでしょうか?
1)「はい」と言ってはがす
2)「はい」といって患者に許可をとりつつ、電極シールの貼り付けられていた場所をマジックなどでマークしてから外す
3)再び心電図をとる必要があり、外すことはできないと拒否する
答え
2)
不安定狭心症や急性心筋梗塞の患者さんで頻回に心電図をとり、些細な変化が重要な場合、胸部電極のずれは人為的な心電図変化をつくってしまい診断を難しくします。そのため、安易な電位局の移動はなるべく避けます。
どうしても移動させる必要がある場合は、胸壁にマジックで線をつけて、同じ場所に電極を設置できるようにする必要があります。
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