
転倒・転落を防ぐには、身体状態、精神状態、環境などをアセスメントし、要因を洗い出すことで、予防を図る姿勢が必要です。
今回は、観察とアセスメントのポイントについて解説します。
身体症状だけでなく、生活背景や性格などを統合的に見ていくことが大切
身体機能そして環境適応能力が低下している高齢者は、疾患によってそれらの機能・能力がさらに低下しています。
また、生活背景・習慣によってもそのリスクは異なってきます。先にも述べましたが、病室は非日常環境です。
例えば、自宅では布団で寝ていても病院ではベッドを使用し、そのベッドも床から高さがあります。
こうした違いへの適応は、高齢であり、しかも疾患を有する患者さんにとっては非常に難しく、それだけ転倒のリスクも高くなるのです。
従って、高齢者の転倒予防のアセスメントでは、疾患の理解はもちろんのこと、その患者さんの生活背景、習慣、性格など患者さんを総合的に見ていかなければなりません。
患者さんがどの程度動けるのか、どのように動きたいのかなど、生活の全体像を把握する必要があります。
特に、患者さんのことが十分把握できていない入院当日から3から5日目までの間には転倒が起こりやすくなっています。
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